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来週の読書リスト
① 『ぼくだけのぶちまけ日記』
スーザン・ニールセン 作 / 長友恵子 訳
仕事場の中学生が貸してくれた本。最近はこのSTAMP BOOKSシリーズにハマっているらしい。
STAMP BOOKSは、ティーンの喜びや悩みをつづった作品のシリーズです。海外からエアメールのように届く、選りすぐりの物語。目印は切手(STAMP)のマークです。
ついこの間までランドセルを背負っていたあの子は、もうすっかりティーンなんだな。ちょっぴり寂しさもあるけれど、こうやって読書で繋がれるのは嬉しい。借りた本を読んで、感想を書いたお手紙を添えて返すようにしている。
② 『二十歳の原点ノート【新装版】Ⅰ』
高野悦子 著
『人生を狂わす名著50』で紹介されていた本。
20歳と半年で自死した著者が生前に残した日記。中学生のころにわたしが日記をつけ始めるきっかけになった『アンネの日記』を彷彿とさせる。まだ20ページしか読んでいないけれど、誰にも読まれることを想定していないがゆえの生々しさを感じた。
ジュディー様、私はあなたにおわびをします。今まで同学年の友のように軽々しくよんでいて。あなたは私のすばらしい理想の人間なのに。
ジュディーっていうのはきっと、アンネでいうところのキティなんだろう。なんでそうわかるかというと、わたしでいうところのアンネだから。
③ 『高慢と偏見』
ジェイン・オースティン 作 / 大島一彦 訳
これも『人生を狂わす名著50』で紹介されていた本。『人生を狂わす名著50』を読んでいると、次々と読みたい本が増えていくので困る。
経済的理由で好きでもない人と結婚していいものだろうか。いつの時代も幸福な結婚を考える女性の悩みは変わらない。エリザベスとダーシーの誤解からはじまるラブロマンスは、いつ読んでも瑞々しく、オースティンの細やかな心理描写は、ときおり毒もはらむがユーモラスで、読後は幸せな気持ちにさせてくれる。愛らしい十九世紀の挿絵五十余点収載。
谷崎潤一郎の『細雪』も大好きだったので、楽しみ。
④ 『フラニーとズーイ』
J.D.サリンジャー 作 / 村上春樹 訳
またまた『人生を狂わす名著50』から。村上春樹の小説は読んだことがなくて(別に嫌いというわけでもなく、好き嫌い以前に純粋に読む機会がないままここまできてしまった)、一冊だけエッセイを読んだことがある。イタリアに行ったときに友人がくれた『遠い太鼓』だ。
止まらない自己愛や承認欲求との距離の取り方を教えてくれる、アメリカ大学生の青春文学。
青い春が遠くなってきてしまったから、あの頃(それはいつだったか)の感覚を思い返してみたくて。
⑤ 『王妃の離婚』
佐藤賢一 作
お察しのとおり、こちらももちろん『人生を狂わす名著50』から。
舞台は中世フランス、主人公は弁護士、依頼された案件は「離婚する王妃の弁護」。中世版リーガル・ハイである。読むと元気になるうえに中世ヨーロッパにもすこし詳しくなる、愉快なエンタメ。『図書館戦争』と並んで、日本のエンタメ小説の中で一、二を争うくらい面白い(と思っている)小説。
読んで元気になりたい。中世ヨーロッパの世界に触れてみたい。愉快なエンタメを楽しみたい。
推薦文の一言一句に惹かれて、図書館で予約した。楽しみ。
⑥ 『僕のヒーローアカデミア(31・32)』
堀越耕平 作
仕事場の子どもに借りた漫画(なお、漫画は200冊チャレンジにカウントしないことに決めている)。これは既読だけど、返す前にもう一度読み返したい。
悪と正義の二元論では世の中を語れない。もう少しきちんと頭の中を整理したくて。
知らなかった
でも…ちょっとずつわかってきたところなんです
白と黒だけじゃない…
世界のほとんどはグレーで 不安や怒りが渦巻いてる…
だからこそ そこに手を差し伸べなきゃ
グレーな世の中に巣立っていくきみへ、わたしはどんな言葉を伝えられるかな。
以上、偶然だけどぜんぶ借りもの(仕事場の子どもたちと、地元の図書館より)。ありがとう。
以下は、毎日少しずつ読んでいる本。
・『人生を狂わす名著50』
三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵
少しずつ読んでいかないと、読みきれなくなっちゃうから。
今の進捗状況は、4/50。
次なる新しい本との出合いが楽しみだ。
・『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』
情報文化研究所 著 / 高橋 昌一郎 監修
枕元に常備している本。寝る前に、あるいは目を覚まして布団から出るまでの間に。
今の進捗状況は、16/60。
あのときのあれは、認知バイアスだったんだなって過去の失敗を許してあげられるようになる。
200冊チャレンジに向けて、読む本の目処を立ててみることにした。
チャレンジの進捗は、5/200。
まだまだこれから。