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#29 変革するわたし②|思考の練習帖

久々に、分厚いテキストを引っ張り出してみる。
これのことだ。

今日の #思考の練習帖 は、第19章「モチベーションの理論」。

「内発的動機×PSM」が個人の創造性を高める

これからの人材輩出企業の条件として、著者は「それはTFLとSLに満ちた企業だ」と述べている。ここで、TFLとSLをおさらいしてみよう。

ここでもまとめている👇

TFLとは

トランスフォーメーショナル・リーダーシップの略。

TFLは「明確にビジョンを掲げて自社・自組織の仕事の魅力を部下に伝え、部下を啓蒙し、新しいことを奨励し、部下の学習や成長を重視する」こと

TFLの高い人は他者の内発的動機付けを高めるし、自分自身も内発的動機付けが高くなくてはいけない。

SLとは

シェアード・リーダーシップの略(略称ばかりで参っちゃう)。

SLは「チームのメンバー全員がそれぞれリーダーのように振る舞い、互いに影響し合う」こと

全員がTFLなチームというわけだ。

内発的動機×PSM

個人のモチベーションが高まるための公式として著者が掲げているのがこちら👇

内発的動機 × プロソーシャルモチベーション(PSM)
 = 個人のクリエイティビティ、生産性

プロソーシャル・モチベーション(PSM)というのは「他者視点のモチベーション」のこと。他者に関心を向け、他者に貢献することに対してモチベーションを見出す。これは内発的動機と相乗効果を発揮して、パフォーマンスを高めるといわれている。

そして、「内発的動機×PSM」な人たちは、TFLとSLが満ちた組織の中でこそ育つというのが著者の主張なのだ。

とはいえ、「他者視点」とか「利他」とかいうものは、ベースに自分自身を大切にできることや、自分が満たされる感覚がなくては成り立たないとわたしは思っている。近代化の流れのなかで自立した主体者としての「わたし」というものが焦点化されてきたが、「わたし」は他者とのつながりなしに存在し得ないし、たぶん「わたし」と他者の間を埋めるものはもっと曖昧で不確かだ。
内発的動機と外発的動機の境目もきっと曖昧だし、PSMのいう「他者視点」も根っこには自己満足があるだろう。そうなってくるともう、なにがパフォーマンスを高めるのかわからなくなってしまうのだけれど。

ネクストアクション

難しい本を読むと少し賢くなった気持ちになる。でも、それは大抵気のせいだ。
難しい言葉を頭の片隅に置いたってそのうち忘れてしまうだけ。だったらもっと単純にしないと。

そういうわけで、単純なネクストアクションをいくつか。

①「あなたのビジョンは何?」と聞いて回る
② わたしのビジョンを言って回る
③ 新しいことをどんどんやってみる

頭悪そうって思った?
だから言ったのだ、難しい本を読んでも賢くはならないのだと。
でもそこから何か行動を変えたらなら、その実践の積み重ねがわたしを賢くしてくれるかもしれない。

今日はここまで。

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