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夏以上冬未満の空のまなざし
秋の夜は好きだけど
冬の朝はもっと好き。
きっと本気の寒さを
知らないから・・・。
今はどこらへんか
さらさらと
夏は流れてゆきました。
目の届かない彼方にも
秋がやってきました。
けれども、今年の秋も
みじかそう。
期はもう晩秋ですから。
小枝から落ちた葉は
とぷんっ 。。゜ と
鳴ったか鳴らなかったか
誰の耳にも響くことのない
自然の音を感じながら
水辺の原っぱでお友だちと
お昼ご飯を楽しみました。
ただひたすらに
なにかを運んでいるような
雲は雲らしく流れ
わたしはわたしらしく
秋日和のことでした。
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*****
やわらかで
みずみずしく
そのような
たしかな季節の
はだ触り
星空よりも
美しく
どこにでもある
空が
どこにもない
色をしていた
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風を
ひと流れ越えたい
できれば
冬に
近いところで