「でもやっぱり人間向いてないわ」母の名がかしこじゃないと知った時
とてつもなく眠い。
今年の夏は目一杯楽しんだ気がする。
母はよく手紙を書いていた。
間違えると紙を変えた。
私はじっと見ていて、
何が書いてあるかわからなかったが、
なんとなく好きだった。
手紙を書いている母の顔が今でも目に浮かぶ。
母は最後に「かしこ」と書いていた。
母の名前はかしこではない。
かしこ?◎◎子?と聞くと、
これは名前じゃないのだと言われた。
母も子が付くから、
手紙の中では芸名のようにかしこと名前が変わるのかと思ったが、
その時はよくわからなかった。
けれども、なんかルールがあって、
とりあえず母は手紙ではなぜか毎回かしこと書くのだということはわかった。
私は手紙を書くのが好きだが、
それは母から受け継いだものだと思う。
中高では、毎週くらいの勢いで
意見を聞かれ、感想を書いていたが、
あれを絞り出す技は少し身についた気がする。
そして、
クラスメイトの感想文に
憧れてはまて言葉を捻り出していた。
私は言葉にするのが好きで、
でも、まだ上手く伝えられてない。
いろんな言葉が話せたら、
もっともっと楽しくなるだろうなと思う。
この間病院に行ったら
「6969」だった。その診察の時はずっとその番号で呼ばれていたので
少しどきどきした。
私はやりたいことを精一杯目一杯やりたいと思う。
らぶ。ばいちゃ
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