失恋話③

まずは、肩の荷が降りた。
頼まれてもいないのに勝手に背負ってしまった私の彼の面倒を見るという役割に私は押し潰されてしまった。

自分の時間は必然的に減って、
時間のやりくりがうまくいかなくなった。
お互い仕事をしていて、疲れているのは同じだったと思う。
お金に余裕があったかといえばなく、自炊が基本。多めに作っても、1人の時とは違って、その日のうちに鍋は空っぽになった。

昼間まで寝ている彼を見て、初めは可愛いと思っていても、自分も疲れてくるとそうではなくなってくる。
「私はこんだけやっているのに」というのは、喧嘩の元になると飲み会で結婚している先輩から聞き、絶対言わないように決めていた。
その言葉に続くのは「だから、同じだけ他のことをやってほしい」ということ。
感情的になると出てきやすい言葉ではあるけれど、単純に「これをやってほしい」と頼んだ方がスムーズにいくからということだった。
と、ここまで書いたところでいつもより長くなったので、また明日に回そうと思う。

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