パートナーを誉められるようになりたい
パートナーのこと、好きですか?
パートナーはどんな人ですか?
突然そんなことを聞かれたら、びっくりしてしまうだろう。プライベートに立ち入っている。
とはいえ、この質問に、あなたは即答できるだろうか?
パートナーを「大好き!ステキなの!」と言える人たち
最近私の周りでは、自分のパートナーをさらっと「そうなの、ほんとステキなの」と言えてしまう人たちが沢山いる。
こちらから褒めれば素直に受け取るし、どうなの?と聞いても良いところをたくさん教えてくれる。
付き合いたてのカップルの話ではない。もう何年も、10年単位で一緒にいるパートナーだ。
結婚して、子供もいて。事実婚もいる。
嫌味もなく、しつこい惚気でもなく、さらっと「大好き❣️」と言ってくれるのだ。
なんかもう、すげーーーー!と感動してしまう。
世の中には、こういう人たちのが多いのだろうか?少ないのだろうか?
わからないが、少なくとも、私はできない。
パートナーのことは好きだけれど、何も出てこなくて口籠もってしまう。
そしてわたしは考えた。
これはきっと、伸び代だ、と。
そもそも、「どんな人?」と言われても…
つい先日、友人に、「旦那さんどんな人?」と言われて、考え込んでしまった。
こんな時、ダメなところならすぐに浮かんでくる。ルーティンは守らないと落ち着かないとか、出不精とか。まあ、確かにそんな人ではある。
でも、良いところも沢山あるはずだ。
すぐに出て来ないけど。
好きなのかと聞かれれば、わたしは、旦那さんのことが好きである。色々あるけれど、結婚して良かったと言える。
一緒にいる時間は楽しいし、居心地もいい。
けれどそれを人に伝えるとなると。
良さを伝えるとなると、他人に説明するとなると、考えてしまう。
この好きだなあとなんとなく思っている空気感は、一体何と言えばいいのだろう。
その人の輪郭を考える
しかし、もしかするとこれは、ただの自覚の問題で、慣れかもしれない。
どんな人か即答できないのは、単に言い表したことがないから。もしくはその経験が少ないから。
大抵のことはやっていればそれなりに慣れてくるし、良いところを探せば探すほど、良いところが見えてきたり、良い人に思えてきたりするだろう。
初めはとりあえず、頑張って探してみよう。
そう思って、いくつか書き出してみた。
書いてみると、少し見えてくる。
そうそう、彼を表現するなら、「丁寧な人」というのはなかなか言い得ている。
持ち物をちゃんと手入れしたり、焦っても雑にしないとか。
他にもいいところは沢山あるはずだ。
すぐに沢山でなくても構わない、一つずつ見つけていくつもりで、書き足していこう。
「でも」の落とし穴
丁寧な人だなぁと気づいて、彼の丁寧さについて思い出していると、だんだん色々思い出してくる。
一つずつ丁寧だから、時間かかるんだよなあ。
組み立て説明書とか、全部読まないと進めないんだよなぁ。やりながら読めばいいのにな。
あー。酔っ払った時のだらしない顔とか思い出して来ちゃった……
No! No!😳😳😳😳
これも癖みたいなものだろう。
良いところから芋づる式に、良くないところまで出て来てしまう。
長所と短所は紙一重、捉え方次第なところが大きい。
なんだか、手放しでパートナーを誉められない気がするのは、パートナーのせいではないし、あなたのせいでもない。
ただの癖だ。思考のクセ。
いつも短所方向から表現してしまうという癖なのだ。
こうなったらすぐに思考はストップ。
どうしてそうなのか、など深掘りしてはいけない。その先は沼である。
とっとと引き返して、他の良いところを探そう。
「良さ」は他人に証明できなくても良い
人に伝えて、その人もそう思うのか、そう感じるのか、などと考え、良さを、証明しようとする事、それは絶対にしてはいけない。
もしこの人が自分なら立場だったら、コレを良いと思うのか?
そんなことは考えなくて良い。
それはできない事だし、しなくて良い。
物事は多面性があるし、感性は人それぞれだから。
自分がここが素敵だと思うなら、それでいい。
素敵だと思う自分を大事にしていいし、信じていい。
上手に誉められないのは、「慣れ」と「両面性」
ここに一つの仮説を立てよう。
パートナーをうまく誉められないのは、
▪️単純に慣れてない
▪️良い面と悪い面を同時に思い出してしまう
わたしの場合はこの二点がネックになっているようだ。
なので、
🟡 良いところを見つけて言葉にしてみる。(何となく良い感じ、を、こういうところがいいな、とあえて言葉にしてみる)
🟡 長所と短所は裏表なので、捉え方次第だと知っておく。悪い面もあるとしても、良い面が消えることはない。自信もって良い。
この二つを心がけてみたいと思う。
パートナーシップは深くて不思議で面白い
恋は3年で冷める、などと言うが、パートナーシップは恋が冷めてからの方が面白いと思う。
自分が変わると、相手も変わる。
これが如実に現れるのがパートナーシップだなぁと思う。
相手と自分の境目がやや曖昧で、他人としては近すぎる。
自分の一部とも言える。
だから、誉めるのが難しいと感じてしまう一面もあるのかもしれない。自分の良いところを他人に紹介するのって、慣れないと気が引けてしまう。
パートナーを誉め慣れて、人にもステキな人だよって紹介できる時、きっとあなたはパートナーをもっと好きになっているだろう。
その時きっと、あなたは自分自身のことももっと好きになっている。
そうなれるように、コツコツやってみたいと思う。