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ニーチェの哲学はどこから入門するのがいいのか、作品も解説書も含めてみんなにおすすめ聞いたら10人以上に返信もらえました

ってことで、みんなのツイートを紹介するぜ。みんなもぜひ本記事へのコメントください。マシュマロでも、Twitter該当ツイートのレスでもOK。


【みんな教えて】

①ニーチェは、どの作品から入ると分かりやすいと思いますか?
②読んでこれは面白かったという解説書はありますか?

まずネオはこんなふうに書いた

①『偶像の黄昏』が面白かった印象あるけど、いきなり読むものじゃないと気づいた
②じつはあんまり読んだことなくてストア派との関係で神崎繁『ニーチェ』を読んだくらい。これは面白かった。

『偶像の黄昏』はニーチェ独自の哲学史が悪口のごとく書かれていて非常に面白いんだけど
これは結構哲学史の知識がそれなりにないと楽しめないし
何と言うかこれを読んでニーチェを勉強するもんじゃないなと最近改めて読み直して感じました


神崎繁先生の nhk出版
僕が大学院に行く前に読んだ本だけれどもすごくいい本だった


神崎繁先生はもちろんギリシア哲学の専門家でニーチェ研究の専門家ではないんだけれども

それが nhk出版の哲学のエッセンスシリーズのコンセプトでもあって専門外の学者が解説するっていう割と挑戦的な本で良い本もたくさんあるシリーズだ

まあそれは置いておいてもこのニーチェの神崎繁先生の本はサブタイトルが

「どうして同情してはいけないのか」

同情や感情といったところに焦点を当ててそこからヘレニズム哲学主にストア派の感情論についても言及する

非常に僕としてはヘレニズム哲学に興味があったからニーチェを勉強しつつヘレニズム哲学も勉強できるとっても美味しい一石二鳥の本だったのだ


①『この人を見よ』(光文社古典新訳文庫)
②湯山光俊『はじめて読むニーチェ』(洋泉社新書y)ニーチェの入門書はかなり読んできましたが抜群に面白いです!イチオシです!!

『この人を見よ』は自伝的著作


洋泉社新書のこの本は全然知らなかったしノーマークなのでめっちゃ読んでみたい!


『善悪の彼岸』『道徳の系譜』を読んでから『ツァラトゥストラ』を読むと入りやすいと思います。

王道な感じ!

やっぱり最初は善悪と道徳がすすめられやすいですね



1『ツァラトゥストラ』を
2『細谷貞雄 ニーチェ特殊講義』と合わせて読むのをおすすめします
遠近法主義と超人、
力への意志の挫折から永遠回帰へ、
身体の理性賛美、
このあたりのエッセンスがツァラトゥストラには凝縮されているし、
ニーチェに欠かさない情熱的な語り口との相性も計れると思います

『ツァラトゥストラはかく語りきから入る』っていうのも絶対ありなルートですよね


『細谷貞雄 ニーチェ特殊講義』もめっちゃくちゃ読んでみたい!


①生田長江訳『ツァラトゥストラはかく語りき』を朗読
②手塚富雄先生の訳、解説、欄外注と、現代書館のフォー・ビギナーズ・シリーズのニーチェ、
あと、高校生向けの倫理の参考書と用語集

朗読という指定まで入ってるのが素晴らしい。

高い! もっと安い版ないのかなw

むかしはどの版だったんだろう?


ツァラトゥストラの手塚先生の翻訳はこの中公クラシックスあるいは中公文庫

解説書、フォービギナーズシリーズも完全にノーマークでした

結構良さそうなシリーズですね


ニーチェ自身は確か『道徳の系譜』が入門として良いと言っていましたよね。

確かそうです笑


①ツァラトゥストラを②とともに読むのがいいと思います。ツァラトゥストラは分かりやすいかについては断言できませんが、面白いのでニーチェについて詳しくない自分も楽しんで読めました!その分、勘違いも多いと思いますけどね。
②図解雑学ニーチェ

『ツァラトゥストラはかく語りき』はとにかく読んでて面白いっていう面がありますよね


図解雑学ニーチェ、なんて分かりやすそうな本なんだ!



①思想の理解というよりかは読み物としての読みやすさは『ツァラトゥストラ』、次点で『善悪の彼岸』だと思います。
②青灯社の入門哲学者シリーズ『ニーチェー全てを思い切るために:力への意志』と清水書院の人と思想シリーズのニーチェですかね。竹田、永井先生の入門書は一段階レベルが高いです。


入門哲学者シリーズなんて本が存在するのを全く知りませんでした!


これはよさげ。


竹田先生はちくま新書の『ニーチェ入門』


永井先生は講談社現代新書の『これがニーチェだ』ですかね


①『喜ばしき知恵』が面白かったです。特に125節「狂乱の男」は読み物としても面白いですし、「神は死んだ」について単純なキリスト教批判に留まらない重要な示唆を含んでいます。全文暗記レベルで大切だと感じます。
②ちくまプリマー新書の『ニーチェはこう考えた』がとても分かりやすかったです。

部分的に読むっていうのもありなんですよねニーチェは。

ずっとどっかの国民の悪口言ってる時もあったりして、そういう部分はよくわからんですからね笑


ちくまプリマー新書なんて完全に盲点でした

いや本当に皆さんに聞くといろんな本を知ることができて私は幸せでございますよ


①『若き人々への言葉』(角川文庫)
②『これがニーチェだ』(講談社現代新書)
有識者は清水真木のメチエを薦めることが多いですが、私は読んでいないので、永井均です。
内容はほぼ忘れましたが、第一空間だの第二空間だの永井永井しており、とにかく感動したことだけは覚えてます。

『若き人々への言葉』
僕は知りませんでしたが購入してみたらこれはニーチェの思想のアンソロジーでした

kindle、100円w

なかなか良さそうだなと思いましたが
とにかく抜粋してるところが難しいから一番最初にこれ読むと挫折しそうですね笑

だからよくわかんないところを言ってる抜粋は飛ばして自分が面白いなと思える抜粋をまず探してみるのがよさそうですね


①善悪の彼岸(光文社古典新訳文庫 中田元訳)
②ニーチェ入門(ちくま新書 竹田青嗣)
ですかね。。
やっぱり多少なりとも西洋思想的知識が前提に必要かとは思いますれど。

中山元ですね。

竹田先生の本は確かにいいかもしれないですね
実は僕読んだことないんですけど笑


1.この人を見よ(岩波)
2.存在の耐えられない軽さ(集英社)


『存在の耐えられない軽さ』が入門と言うか解説になるんですね
これはすごく意外で驚きでした
できたら何でかっていう理由を教えて欲しいです!



木田元『反哲学入門』でニーチェの哲学史上の役割を学び、『アンチクリスト』→『ツァラトゥストラかく語りき』がオススメです。


まずは哲学史でさらっとニーチェの役割について学ぶのは素晴らしい考えだと思います!

『アンチクリスト』が出てきましたね。アンチクリストならこの版がいいと思う…。


感想

ニーチェ自身の作品としては
『善悪の彼岸』『道徳の系譜』『ツァラトゥストラ』あたりから入るのが良いんじゃないかな
というのがみんなのおおすじの意見です

解説書については本当に色々と皆様良い本を提示してくださってマジで勉強になりました

どれでも好きなもの、手に入りやすいものから入手して読んでみるとニーチェの全体像がつかめそう。

というか、もしここに書いてあるおすすめの解説書を全部読んだら相当ニーチェのことは分かると思う。

僕が一番最初にやりたいんだけど紙の本が手に入らないんだよこのタイランドは・・・誰かおれの意思を継いでくれ!


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