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深夜に女の子を拾った話

タイトルだけだとやばそうだな。

つい先日に起きた女の子を拾った話をしたいと思います。別に怖い話でもなんでもないので安心してください笑


その日は用がありまして車で家から35分くらいのところに行ってました。それで夜遅くに家に帰ろうとしたんですよ。だいたい深夜2時半前くらいかな、順調に行けば家に3時15分過ぎに家に着く予定でした。

運転し始めてすぐの所で道路に女の子が飛び出してきました。たすけてー!みたいな感じで。
女の子の側には倒れた自転車があったのでパンクかなんかだと思ったんですよね。とりあえず女の子の側に車を止めて窓を開けてみると

「すみません、これから何処に行きますか?」

って言うんです。で、詳しく聞いてみると

「友達の家に行こうとしたらもう友達が寝ていて、終電もなくて、もしよかった⚪︎⚪︎駅辺りまで行ってもらえませんか…?」

ほぉ。頭が真っ白だ。

とりあえず、車を止めて話まで聞いちゃった手前、ごめん早く帰りたいからと言って置き去りにもできなかったので、女の子を車に乗せてその駅まで送ってあげることにしました。自転車は偶然倒れ捨てられていたものでした。
その場所から駅まで車なのでだいたい15分くらいだったので行っちゃおうととっさに思ったんですよね笑
でもよくよく考えてみれば家に着くのがだいたい深夜3時45分くらいになるんじゃね?これは運転しながらやったな…と思ってました笑笑

それはそうと、女の子は高校生か大学1.2年生くらい。
どうやら母親と喧嘩をして家を飛び出し、友達の家に行こうとした所連絡が付かず寝ていることが判明。仕方がなく家に帰ることにしたが断念、ということらしい。
あんまり聞くのもなんかなぁと思い大体のことだけ聞いて運転していました。笑

本当に私は突然のことで焦っていたので、理解が追いついてませんでした。

「女の人でよかった…」

と家出少女が車に乗りながら小さい声で言いました

そりゃそうや。笑

偶然ヒッチハイクで止まった車の運転手が男の人だったとなると怖くて仕方なかったと思います。攫われちゃうかもしれないし!

そしてマップを開きながら運転していると、私の元に電話がかかってきました。
夜遅くの運転を心配して相手は電話してくれたのですが、隣に女の子がいる手前その子抜きで話を…ということもできなかったので、

「女の子を…拾いまして」

『…は?』

いやそうなる。普通にそうなる。

「あいや、あの、女の子が彷徨ってたから…⚪︎⚪︎駅まで送ってます…」

『⚪︎⚪︎?!え、どういうことwww』

とりあえず意地悪なくらいに端的に伝えました笑
だって助手席に家出少女乗っけてるのに いや何か知らんけど女の子いたからーとかべらべら言えないよ!!と思って少しの情報しか言えませんでした笑

家出少女もそれを聞いて笑ってました。
すみませんーって感じで笑
まぁとりあえず電話を切って運転しました。

拾った所からその駅まで徒歩換算するとはちゃめちゃに遠かったんです。運転してて思いました。
家出少女もそれを感じたみたいで
「ここまで歩くことになってたのか…」
と言ってびっくりしてました。
「これやばい、私も絶対嫌だ。」
と私も賛同して笑いながら話してました。


さあ、もうすぐ駅という所で

「あの、私今ICしか持ってなくて…何か買いましょうか?」

飲み物くらいは買ってもらいたいけどそんな事より早く帰りたいな。と思ったので「全然いいから、気をつけて帰りなね」と言って帰らせました。

「優しい…タクシーみたいですみません。ありがとうございました!」

と言って帰って行きました。
その時すでに3時すぎ。まじかぁと思いながら運転して、予想通り3時45分に家につきました。寝ましたよすぐに笑笑

後々この話を誰かしらに話すと
「こわ!」「友達少なくね!?」「始発まで待たせればよかったのに!」
たくさん言ってもらいましたが、本当にその通り。笑
後悔がありつつも、私じゃなく男の人だったら怖かっただろうしよかったとも思いました。


まぁ、まとめますと

計画的に家出をしましょう。

他人に迷惑をかけてはいけません!
これを是非守ってくださいね!!!!

これ、マジ話ですからね!
深夜にドギマギする体験でした。


今西琴音🍊Kotone Imanishi

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