一青窈のハナミズキに込められた想い
【MKニュース 2022.11.15より抜粋】
NHKのSONGSをたまたま観た。一青窈がゲスト。観ていればきっとハナミズキを歌うだろうなと思ったので番組を観ていた。
ハナミズキの話題となる。
同時多発テロが起きて現地の友人からのメール、ニュース、映像…湧きあがり噴きあがる感情のツナミが文字となっていった。
気がつけば一週間。怒り、悲しみ、絶望、幸福、平和…感じたままを文字というより画にした。どこか遠くを見つめながら彼女は語る。
ハナミズキを作曲したマシコタツロウ氏が当時を振り返る映像が流れる。詩というよりは文字の羅列だった。それを二人で積み上げては崩し積み上げては崩し、できた曲それがハナミズキ。
「知らなかった。ただの恋の歌としか思っていなかった。それでも、ああいい歌だなと感じてた。」
一青窈が歌う。
「薄紅色の可愛い君のね 果てない夢がちゃんと終りますように 君と好きな人が 百年続きますように…」。
彼女の歌う姿が、声が、詩が今までとは全く違う『感じ』となって心を揺さぶる。
ああでもこの歌は愛の歌だと思う。
大切な人を失った家族や恋人の想いや平和を一心に願う、祈る強い気持ち、それは、紛れもなく『愛』のカタチではないだろうか。
今、この時代だからこそあらためてこの詩を噛み締めたい。想う気持ちをカタチにしたい。ハナミズキ。いい歌デス。