#14 古藤田博澄の【伊豆むあん】|幸せな人間関係を築くために(14話 相手の心の世界)

【2010年6月1日(火)6:08 伊豆むあんブログより転載】
10年前の連載記事を転載しています。
情報や状況が古い可能性もありますが、当時の想いが今もなお価値のある情報としてお届けできることを願っています。

人間関係を良い状態に保つには、相手の心の世界に、良いイメージを描かせる人間として存在することがたいせつ。

この世に生を受け、自分の心の世界に初めて登場するは、母親である。

自分が泣くことで、おっぱいを飲ませてくれたり、オムツを替えてくれたり・・・
自分を良い気分にしてくれる。自分の想う事をしてくれる。

現実世界の中で、自分にとってかけがえない存在である母親は、いつでも良いイメージで心の世界に存在している。


子供は、その成長過程で反抗期を迎える。反抗というのは、受ける相手の受け止め方で、本人とっては、もっと自分の想うことをして欲しい、という欲求を強く強く求めるようになるということ・・・

想いに反すると、想いを成し遂げられるまで、泣き続け、モノを投げたり・・・

この過程で、泣いてもわめいても、常に自分の想い通りにはならないことを学習し始める・・・

この時期から、親がその対応を間違えてしまうと、互いの関係に後々まで傷を残すことになる。

親は、常に子供のすることに、しっかり注目し続けることが大切。

何もかも、子供の思い通りにしてあげては、こどもはいつまでも親に依存し、親は自分の想うことは、何でもしてくれる・・・

逆に、自分のしたくないことをいつでもさせられる、しなければ怒られ、罰を与えられる・・・

何もかも、相手の願うことに対して、支持はできないし、認めることはできない、かといって頭ごなしに否定をし、ダメダメを繰り返せば、相手は反抗する一方・・・

とにかく、相手のすることに、注目をし、上手に手を差し伸べながら、良い関係を持続していく・・・

親である以上、相手より力がある以上、ある程度、辛抱強く、我慢もしながら相手を見守ることが大事であろう。


このことは、親子の関係だけではない。

あらゆる社会の中で、力のある側が、弱い立場の人間に対してなすべきことであろう。

己の「人間力」が常に試されるのである。


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