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なんでも出来ると言われた20代が、1番しんどかった話。自由が一番不自由。

こんにちは。
山田です。

今回は「なんでも出来るよと言われた20代が1番しんどかった」お話しです。

終身雇用制も崩壊し、自分の職務経歴が1つの会社だけという人も少なくなってきました。転職サイトのCMも活発で、公務員でさえ副業が解禁となりました。いつのまにか働くことの自由度が増し、僕たちはなんでもできる、可能性にあふれています。

その代わり、すべてが自己責任となりました。収入が低いことも、満足した地位についていないのも自己責任。収入が低いなら副業をしなさい、その場所がイヤなら転職をしなさいと国民全員に言われています。キャリアを考えることなんて初めてなのに丸投げされています。

私は大学卒業後、22歳で税理士事務所に入社しました。資格も何もなかったのもありますが、給料が低く、ボーナスも無く、非常に貧乏な暮らしをしていました。貯金なんて全く出来ません。遅くまで残業しているのになぜ給料をもっともらえないのか、毎日フラストレーションがたまっていました。仕事も向いておらずミスが続いておりました。

そんなお金も時間もない状態で、今後のキャリアを考えることは出来ませんでした。

しかし、世の中からは、20代なら何でもできる、やりたいことをやりなさいとつつかれるわけです。

今の自分に不満があった私は、何とかしようともがくのですが、なかなかやりたい事なんて見つかりません。

やりたいことではなく、今いる場所が嫌で転職を何回かしましたが、定着することはありませんでした。

しかし、30代になったとたんに楽になります。良い意味で自分に諦めがついてくるのです。今持っている選択肢の中でキャリアを考えようと思えてきます。

20代の時は選択肢が多すぎて逆に動けなかったものが、限られた選択肢の中だと、それしかないので頑張ろうとなってくるのです。

不自由が1番自由。

20代で、道がなかなか定まらない人も、30代になると安定します。

これからも限られた選択肢の中で、キャリアを作っていきたいと思います。






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