Artist Hyuuga数式ファッション誕生ストーリー
▼Artist Hyuuga
(あーてぃすとひゅうが・2002年生まれ 19歳)
発達障害という才能を生かしアートの世界へ。既成概念に囚われない色彩感覚とこだわりの繊細な刺繍をメインに創作。書き続けている数式は美しく、数式が好きというエネルギーをファッションに乗せて展開中。
・母 ユウコの言葉・
疳強く、入園入学の書類には「こだわりの強い超スローマイペース」と必ず記載していた幼少期。
高い集中力の造形活動は独特の世界観と魅力があり、
造形体験ができる機会を積極的に与えてきました。
一方で不安定な家庭環境での育ちは、
こだわりの強さや変化が苦手な特徴に苦難を大きく与えました。
保育園や小学校という社会集団では、登校しぶりがエスカレート。
10歳の時に「広汎性発達障害」の診断。
彼らしさが社会の中で理解されやすくなると思っての診断名でもありましたが、現実はそう簡単に周囲に理解されることはなく、
些細なことでパニックを起こす日々が続きました。
そんな2次障害が大きくなる姿から
「今一番苦しいのは日向本人。
生きているだけでいい。今日の幸せ、今の幸せ、それだけを大切にしよう」
と母は意識を大きく変え、小学校5年の12月から完全不登校生活スタート。
また、彼自身が存在意義を感じ、自己肯定感が高まることにつがるよう、FBで彼の作品ページを作り、投稿。「いいね」や理解あるコメントは彼に笑顔を増やしました。
そんな生活から少しずつ自分らしさを取り戻しだすと、彼の良さを言葉にしてくれ、彼の得意を活かした臨床美術やこぎん刺しなどの機会を与えてくれる人が次々と現れました。
フリースクールと通信制高校では、彼らしさが尊重され、幼い頃が嘘のような安定期。
高校2年、臨床美術を中心としたアート作品の展示会を行うと、これまで苦手で難しいと思われていた、知らない人・人混みの中・知らない場所でも、気持ちよくコミュニケーションを持ち、自ら積極的に行動する姿が見られました。
できるようになるために練習や体験をするのではなく、
まずは彼らしさを活かしていくことが大切なんだ。
ありのままの彼を受け入れてくれる場や人の中では
自ら自然と成長できるんだ!と、強く確信を持てました。
同じく高校2年のある日。いつものように散らかっている部屋の床から学校プリントを手に取ると、その裏にはびっしりと美しい数式が!!それをきっかけに方眼ノートに数式を書くよう促し、数式ノートがスタート。
彼には内緒で今度はインスタに数式ページを作成。(彼が無理なく自然にできることが数式ならば、彼の生きる道につながって欲しい)小瓶に手紙を入れて大海原に投げ入れるような気持でのインスタ投稿でした。
そして高校卒業時、一般的な進路進学枠では彼が幸せに彼らしく生きることは難しいことが見えていたことからArtistHyuugaの道へ。
小川結布好さんとの新たなつながりが数式の美しさをファッションとして生かし、その独自の世界観と、数式が生み出される純粋な「好き」というエネルギーは多くの人の心に伝わり、「自分らしく生きる」お守りのような力になっています。
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