大谷翔平選手とマイケル・ジョーダンの意外な共通点
こちらの記事がとても面白かったです。
花巻東高校を卒業後、2013年に日ハム入団、2018年よりロサンゼルス・エンゼルス、という経歴の大谷選手。
ですが当初は、高校卒業後すぐにメジャーリーグに行こうと考えており、日ハム側は、彼をドラフトで1位指名しようと決めた際、その決意が固さに衝撃を受けたと言います。
こんな状況下で、スカウトディレクター・大渕隆氏が見つけた微かな糸口は、大谷選手のご両親だったと言います。
有料記事なので、無料で読めるのはこの辺りまでなのですが、1度目の正式交渉をご両親に任せ、顔を見せることもなかったという大谷選手が、その後、日ハム入団に至ったのですから、大渕氏の作戦が功を奏したということなのでしょう。
(これ以降の有料部分も面白いのです。)
さて、この記事を読んだ数日後に、偶然こちらの本を読みました。
「作家のエージェント(代理人)」として書籍をプロデュースしている鬼塚忠氏の著作です。
最初の章では、エージェントという仕事の解説のために、スポーツ選手のエージェントの例が挙げられ、マイケル・ジョーダンのエージェント、デビッド・フォークが紹介されています。
1990年代に大ブームを巻き起こしたナイキのバスケシューズ「エア・ジョーダン」は、フォークのアイデアで生まれたものだと言います。
フォークは「選手の名前入りのシューズを売り出す」というアイデアを長年温めており、ナイキの企業精神を高く評価していたため、企画を持ちかけました。
しかし、当時のナイキは弱小メーカー。
ジョーダンは他社のシューズを使っていたこともあり、ナイキとの契約には難色を示したそうです。
そこでフォークが思いついたのは、ジョーダンの両親への協力依頼。
大谷選手を口説き落としたスカウトの大渕氏と同じ発想です。
こちらも無事に契約が成立。
大谷翔平とマイケル・ジョーダン。
二人の頑固一徹な一流アスリートを口説き落とすカギは、共にご両親だったというわけですね。
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