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本のタイトルでしりとり(No.1)

最近、ツイッターで時々見かける「本のタイトルでしりとり」というハッシュタグ。
バトンでつなげているようですが、
私が持っている本でやってみたら、どのくらい続くだろう…と興味が ♪
不定期に登場させてみたいと思います。
1冊目、何を選ぼうかな…と迷い、昨晩読んでいた絵本を。
『旅する絵描き タブローの向こうへ』いせひでこ

いせひでこさんの目を通して描かれた世界、大好きなのです。
絵も文章も。

この本は、とても贅沢な絵本エッセイ。
原田マハさんの小説『美しき愚かものたちのタブロー 』連載時に、画家や名画をモチーフにした挿絵を描いているうち、パリで画家を目指した日々が浮かんできたのだとか。絵を描くことにまつわるエッセイとともに、雑誌掲載時にはモノクロだった作品多数がカラーで収録されています。
読み進めるうち、美術館に足を運びたくなってきました。

胸をぎゅっと掴まれる、絵と言葉の数々。
自分にしか表現できない世界を持っている人には、とても憧れます。
この先、もっともっと、やわらかく深く…
私のいる世界を眺めて。私なりに表現していけたらいいな…。

予測されないことが起こったとき、人は動揺し、ゆとりを失い、本能的なものに従う。
そのとき、人はほんとうの自分らしさを知ることだろう。
そして、それはとても信じられるものだと思う。

(文中より)

読み終えた絵本、絵画代わりに本棚の上に飾っています。

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