好きなことをたくさん
雨降りの1日。
ざーっと激しく降ったり、小降りになったり…。
ベランダに出て川を眺めていたら、1羽のカルガモが。雨なんて関係ないのね。
今日の都内の感染者数は350人超え。
東京を挟んで、それぞれに東京の隣県に住んでいる友人と私。
この連休中に会う約束をしていて…。
日々変化する状況を見て迷いつつも、気をつけてランチするくらいはいいよね…と、現時点での結論。
この先、状況はどう変化していくのだろう?
若いころの私だったら、きっと「この状況が終息したらやりたいことリスト」なんて作っていたかもしれないなぁ…。
でも、年を重ね、いろいろな経験をしてきた中で、何か今抱えている問題が解決したら…という考え方をしなくなってきた。
問題のようなものは次々にやってくるし、一度にひとつではなかったりもするし。それを乗り越えたら…と思っていても、なかなか思うようにはいかなかったりもするし。
だから、今抱えていることはそのままに、制限がある中でも、できる範囲内で好きなことをたくさんしよう。いつからか、そんなふうに思うように。
緊急事態宣言が出ていたときは、家の近所を毎日散歩して、心惹かれる小さな花々を写してみたり。今まで撮りためた鳥の写真を整理して、私仕様の鳥図鑑を作ってみたり。
そんなささやかな楽しみが、意外と、こころ和ませてくれた。
日々の小さな幸せだけでなく、たまにはご褒美のような、ど~んと大きな幸せを感じる瞬間も味わいたいなぁ…なんて思ったりもするのだけれど 、最近ないなぁ…。喜怒哀楽でいうと「哀」以外の感情の起伏の幅が小さくなっているかも。良くも悪くも…。
毎日を心ゆくまで生きなければ。そして朝日と夕日に挨拶し、素裸で泳ぎ、海岸でコーヒーやワインを飲み、新しいアイデアを生み出し、自分を褒め、生き物に話しかけ、瞑想し、声を上げて笑い、冒険しなければ。
『海辺の1年』ジョーン・アンダーソン より
夏になったら、多少状況は落ち着き、夫が入院している病院も面会が再開されるだろうと思っていたのに、いまだ全く先が見えず…。少しでも早く安全に会えるようになることを願いつつ。
この寂しさ・やりきれなさは、何か他のことで補うことはできないけれど。
それはそのままに、でもその感情に押しつぶされず、この夏だからこそできることをしていこう…。生きている時間、楽しまなくちゃね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?