転職面接・完全マニュアル大公開!〜自己紹介編①〜
こんにちは!
奈良慎太郎です。
これまで新卒向けの面接対策はいくつか投稿してきましたが、今回からはついに、転職する方向けの面接対策をお届けします!
転職面接対策、初回は「自己紹介編」です。
新卒面接での自己紹介とは、おさえておくべきコツが少し違います。
今回お話することを知っているか知らないかで、結果に大きな違いが出てしまいます。
いまここにいるあなたには「知っている」側になっていただきたいので、精一杯分かりやすく解説しますね。
自己紹介の流れ
面接で「自己紹介をしてください」と言われて、あなたはどのように答えますか?
もしかして、職務履歴書に書いてあることの表面的な部分だけを説明していませんか?
それだと、視野の狭い方だと思われる可能性があります。
自己紹介を答えるにあたって、あなたにぜひ実践してほしいのは、
①職務要約の紹介
②思い入れのあるプロジェクトの説明(特に重要)
といった流れを意識するということです。
①職務要約の紹介
まずは、あなた自身のことを紹介します。
基本的には、職務経歴書に書いてある職務要約を話します。
②思い入れのあるプロジェクトの説明
次に、あなたにとって思い入れのあるプロジェクトを1つだけ選んで説明します。
時々、「◯年◯月には〜をやって、◯年△月には〜をやって・・」といったように、職務経歴書に書いてあるプロジェクト名をつらつら述べる方がいます。
しかし、これは絶対にNGです!
なぜなら、プロジェクトの目的を把握せずただ言われてたことだけをする「視野の狭い人」と思われる可能性があるためです。
面接はあくまであなたをアピールする場所です。職務経歴書に書いてある内容を読むだけでは何のアピールにもなりませんよね。
携わったプロジェクトのうち最も思い入れのある1つを厳選し、それを軸にあなた自身を売り込んでいきましょう。
0.説明するプロジェクトを決める
ここで説明するプロジェクトは、できる限り「直近のもの」かつ「アピールできるもの」がベストです。
取り上げるプロジェクトを決めたら、以下の流れで話を構成していきます。
1.プロジェクト発足の目的
まずはじめに、プロジェクトが発足された目的を説明します。
プロジェクトの発足背景を語らず、いきなり「私は〇〇プロジェクトで△△を担当しました。そこでは〜ということがあって・・」と話を進めてしまうのはNGです。
プロジェクトの表面的な部分しか話さないと、視野の狭い人だと思われてしまいます。
特に面接官が上層部になればなるほど、プロジェクトの発足背景は重要です。
きちんと発足背景を説明できれば、プロジェクトの目的をきちんと理解した上で仕事をしている人だと思われるので、他の候補者との差別化ができます。
◎「プロジェクト発足目的」の組み立て方
(プロジェクト発足当時の)
・業界動向
・企業の状況
・(上記2つと現実の)GAP
この3つを踏まえて、プロジェクト発足の目的を話します。
余談ですが、基本的にプロジェクトの目的は下記の3点に集約されます
①売上の向上
②コスト削減
③法改正対応等
参考ですが下記のようにまとめてみましょう!
<例>自動車メーカーの生産管理システム導入プロジェクトの説明
・業界動向⇒若者のクルマ離れで新車が売れない
・企業の状況⇒経費削減をしたい
・(上記2つと現実の)GAP⇒在庫過剰
今回のプロジェクト発足の目的は「不必要な在庫の低減」となります。
上記のようにプロジェクトの目的を伝えることで、経営課題をわかった上で仕事ができる方だとアピールできます。ここで他の候補者と差をつけることができます。
特に経営層に近い面接官は、いつも経営の課題の解決する事を日常考えておりますので、その目線に合わすことができます。
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今回お伝えしたことは、あくまでも「面接の型」です。効果的に利用するためには、これまでの経験・キャリアの棚卸しを行い、自分がどのような人材なのかを理解する必要があります。
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次回につづく
自己紹介の答え方についてはまだまだ続くのですが、少し長くなってしまったので、今回はこのあたりで。
次回の記事の最後に、今回の内容も含めてまとめていきたいと思います。
次回もお楽しみに!
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中央大学商学部卒、アビームコンサルティング戦略部門にて大規模BPR、組織・人事制度改革、RPA等の各種コンサルティングに従事。他2社のマネジメント経験を経て現職。
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コンサルティングファーム、ITコンサルティング(RPA含む)、人事マネジメント職・スペシャリスト
【ファシリテーター】
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株式会社コトラ
[ 経歴 ]
青山学院大学在学中、米国・東南アジアへ留学。卒業後、米国外資系コンサルティング会社へ入社。
基幹システム導入・業務改善・社内リクルーティングプロジェクト等幅広く従事。2019・2020年 コトラNo1ヘッドハンター。
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