あかご1歳8ヶ月〜今後の課題〜
はじめに
うちのあかごは発達が速めだ。特に言語やコミュニケーション面が得意で、平均に比べておおよそ半年〜1年ぐらい早いのではないかと思う。言語は発達速度のわかりやすい指標のようで、「うちの子はまだ話さなくて…」と言われることも多い。
以前の投稿でも何度が書いているが、あかごにも苦手なことはある。しかし、外側からはわかりにくいと思う。
発達に課題のある子の親もこの記事を見てくれているかもしれない。他の子どもを見て、焦ってしまうこともあるかもしれないが、その子の得意な面を見ているだけという可能性は大いにあると思う。結局それぞれの課題があるというだけなのだ。今回はそんな話を書こうと思う。他の子と比べて辛くなる機会が少しでも減るといいなと思う。
あかごの課題
最近見えてきたあかごの課題は、上半身の弱さだ。
1歳半健診に行ったら、クレヨンで円が書けなかった。おおよそ生後16ヶ月くらいからできるようになる要素だ。
以前から、ペンなどを握ると手が内側に倒れるのが気になっていた。おままごとの包丁も歯が内側に倒れてしまい、上手く切れない。鉄棒にぶら下がるのも最近までできなかった。
通常、より大きい筋肉から発達し、末端の筋肉が鍛えられてくるのはその後だ。あかごに足りないのは上半身を使った粗大運動ではないだろうか。
課題の原因
あかごは生後3ヶ月くらいから、足の力が強いのが目立っていた。脇の下を持って、床に足がつくようにするとしっかり踏ん張れていた。そのせいか、生後6ヶ月で掴まり立ちし始めた。一般に生後8〜11ヶ月で掴まり立ちすることが多いようなので、だいぶ早いと言える。その後すぐ伝い歩きに移行した。
その代わり、ハイハイやズリバイの時間は短くなる。床を片付けて広くしたり、児童館に連れて行ったり、なるべくハイハイしやすいように工夫していた。しかし、掴まり立ちをすると、目線が変わるのが楽しいようで、ハイハイの時間はそれほど増えなかった。
そのために、上半身の発達が少し遅れているのではないか。
上半身の筋肉を鍛えよう
1歳半健診では、あかごの得意不得意がしっかりわかった。苦手なことをどうやって補うか考えた。
その①歩く
すでに述べたように、より大きい筋肉から発達していくため、幼児期はとにかく歩かせるのが大事なようだ。沢山歩いて体幹を鍛えることで、手の筋肉にも良い影響があると良いなと思っている。
その②ピックラートライアングル
ピックラートライアングルという遊具をご存知だろうか。ハンガリー人の小児科医が開発した室内用遊具だ。2〜3個の遊具を組み合わせて、様々な遊びができる。
これを購入していたので、滑り台やジャングルジムとして使っている。また、毛布を被せてトンネルにし、下をくぐらせている。上半身を使って沢山遊ぶことで、手の使い方が上手くなると良いなと思う。
その③四つ這い
なうが家でヨガのダウンドックのポーズを出していたら、あかごが真似して四つ這いになった。これだ！と思い、それから一緒に四つ這いで歩いたり、なうの手足の間を潜らせたりしている。
その④モンテッソーリの教具
0歳の時から続けているモンテッソーリの手作り教具で引き続き遊ぼうかなと思う。上半身の大きな筋肉はそれほど鍛えられないだろうが、あかごの手の発達具合を測ることができるように思う。教具を扱う様子を見て、他にどんなことが必要か考えていきたい。
途中経過
上記の取り組みを通して、少しづつ鉛筆を直角に持てるようになってきている。また、ボールなどを投げる時に力強さも感じられるようになった。
あかごが楽しんでいる様子もある。これは一番重視したいところだ。苦手なこと🟰やりたくないことの可能性もあるため、楽しめているか十分注意したい。
"発達が早い"のはその子の一側面？
以上、あかごの課題について書いてきた。成長発達について調べれば調べる程、その複雑さがわかってくる。沢山の要素が複雑に絡み合って、幼児は発達していく。一直線に成長するというよりは、木のように四方八方に伸びるという印象だ。木を別の角度から眺めると、全く違う印象を受ける。子どもの発達を測る際に、その時見ている要素はその子の一側面であることに注意したほうがいいだろう。あかごの場合、より目立つ要素が得意で、よりわかりにくい要素に苦手さがある。
そして、何かの要素を早く獲得したことで、他の要素の発達を妨げている可能性もあるのではないかとなうは思う。
その子のいい面も改善できる点も分かってやれるのは、やっぱり一番近くにいる親ではないか。あかごのいいところを沢山見つけると共に、改善できる点は楽しく補ってやれたらいいなと思っている。
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参考文献
藤崎達宏『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす! 』(2018)三笠書房
ゆり子『世界一役に立たない療育マニュアル』(2024)kindle