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なぜ幼児の発達について発信するか

沢山の人が見守ってくれている
あかごを産んでから、沢山の人が幼児の発達を見守ってくれていることに気がついた。小児科医・助産師さんから始まって、保健師・保育士・子育て支援センターのスタッフさんたち。そして、親たちも発達に関して情報を集め、心配している。

お節介おばさん登場
なうも幼児の発達や神経発達症(発達障害)に関して勉強を始めてから、児童館や支援センターで"気になる子"を見つけることがある。なんとなく特性が強いような印象を受けるのだ。お節介も大概にしろという感じだが、やっぱりちょっと気になる。

プロがバッチリ対応
しかし、よく見ていると保健師・保育士さんが積極的にその気になる子たちに声掛けをしている様子がある。もちろん他の子にもだ。バンザイバンザイ!親や子が1人で悩まなくていい時代なんだ!すごいすごい!

「私はおかしいと思っていた」
なうは以前働いていた就労支援施設で、もう大きくなった子どもに神経発達症(発達障害)が見つかったという母親に会うことがあった。彼女たちは、「私はこの子が小さい頃から、何かおかしいと思っていたのに、ずっと問題ないって言われてきたんです」と言うのだった。最近神経発達症の診断基準が広がり、より広い人に支援が届くようになってきた。子どもの時には神経発達症に当てはまらなくても、今の基準では当てはまるということがあるのだ。長い間悩んできた親の気持ちを思うとなんとも切ない。

取り越し苦労でもおけ
幼児の段階で、その子の特性をしっかり理解するのは難しい。まだまだ成長途中で、いくらでも伸びる可能性がある。小学校の低学年で多動傾向にある男子の大半は、高校生くらいには落ち着くといわれている。そのくらい子どもは成長する。
その道のプロたちは、より沢山の子どもに声掛けすることで、困る親子を少しでも多く助けられるようにしてくれているのだ。どんどん頼って欲しい。取り越し苦労かもしれなくても、彼らに相談して欲しい。何も心配していなくても、会話しに行って良いと思う。そして、複数の専門家に当たると良い。きっとより良い生活を送れるはずだ。
なうも支援センターや児童館の先生によく話を聞いてもらう。すると、今何をすべきかよく整理できるように思う。そして、知り合いのいない転勤先で、もし何かあっても頼る人がいるという安心感が生まれる。

お節介失敗
これだけ沢山の人が支援してくれているのだから、もうなうの出番はない。でも何かしたいな〜と思ってしまう。0〜2才くらいの段階ではまだ幼すぎて、発達に不安があっても検査や診断を受けられないことも多い。その間親は不安な気持ちで過ごさないといけない。お節介おばさんはそんな気持ちが軽くなるといいなと思っている。
そこで、子どもの発達を心配しているという親になるべく挨拶したり、声掛けするようにした。発語についての話題になれば、知ってることをシェアしたりもした。しかし、なうのあかごの発達が早めなのもあり、なかなか上手くいかない。子を心配する親の気持ちはとても微妙なのだ。下手なことはできないと悟った。 

文章を読んでシェアすることはできるかも
幼児の発達について、書籍などで調べたことをシェアするのはどうだろう?見たい人だけに見てもらえる。そして、見てくれる人の心をちょっと軽くできたらいいなと思う。

なるべくエビデンスのあることを書くように心がける。今まで調べたところによると、発達を心配すべき場合と、そうでない場合が少し見えてきた。あくまでまずは専門家に相談して欲しいと思っているが、少しでも参考になると良い。

お節介はうざいだろうが、それによって救われる人もいるのではないかと思っている。暖かく見守って欲しい。

参考文献
黒坂真由子『発達障害大全「脳の個性」について知りたいことすべて』(2023)日経BP

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