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神宮に奉るあわびを採る神聖な浜 倭姫命さま像 ことの葉綴り一〇五六
一粒万倍日 もうすぐお彼岸
おはようございます。週に一度の更新になってしまってます(苦笑)
皆さん、すっかり春! 桜の開花宣言もあり、WBCの侍JAPANの熱戦、感動しますね。
今夜も応援したいですね。
さて、三月十六日(木)の暦は、六曜は「友引」で朝と夕が吉。何ごとも勝ち負けのない日とされます。十二直は、物事を突破する「破」。人の説得にも良さそうです。
二十八宿の「斗」は、種まき、新規の事業、土堀り、倉庫の建造に吉の日。
そして、一粒の籾が万倍の稲穂に実るという吉祥日の「一粒万倍日」。新たなことをスタートするのによい日。ただし、お金を借りるのはやめてよし。
さらに、ご神事やお参りによしの「神吉日」です。
一粒万倍日、侍JAPANの全員野球での大活躍を楽しみにしたいですね。
三月十七日(金)は、六曜は「先負」で、午後が吉。万事に平静を心がけ控えめにしてよしの日。十二直は「危」で、物事を危惧する日。こちらも“何ごとも控えめにしてよし”。二十八宿は「牛」で、28宿の中で、鬼宿日に次ぐ吉日。引っ越し、旅行、マネー相談、すべて吉の日。
三月十八日(土)は、お彼岸入り!
六曜は「仏滅」で、勝負なしの日。十二直は、物事が成就する「成」で、新たなことを始めるのにおよい。種まき、旅行、引越しによし。二十八宿は、お稽古始め、発表会、種まきにいい「女」。そして、天が人々を母のように慈しむ「母倉日」です。
三月十九日(日)は、六曜は、「大安吉日」💛
終日万事よし。特に婚礼によし。引っ越し、旅行、建築、新たなことはじめも吉。
十二直は、物事を納め入れる「納」。買い物、新築に佳き日。二十八宿は「虚」で、春の衣服の新調、学問始めに吉。
二日連続で、「母倉日」で、特に婚礼によい吉日。建築にもよしです。
さあ、春のお彼岸、仏前や神棚へのお供えに、春は「ぼたもち」ですね。お墓参りの頃、桜が満開になりそうですね。
大切な愛する故人、ご先祖、祖霊との優しく温かな時をすごしたいですね。
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神聖な浜「前の浜」
前週の続きになります。
伊勢の神宮に天照大御神さまをお祀りされた後、大神さまへのご神饌を求めて鳥羽へと旅をされた倭姫命さま。
太平洋と熊野灘に面した志摩半島の最東端の鳥羽市国崎。
志摩の国の先にあることから「国崎」と呼ばれるそうです。
伝説の海女の「おべんさん」から献上された、アワビの美味しさに感動されて、天照大御神への献上を命じられます。
生のあわびは腐ってしまうので、薄く切り干して貯蔵させる「熨斗鰒」も献上することになります。
それが、神宮ご創建の頃なので、今から約2千年前のこと。
お弁さんが祀られている「海土潜女神社」さんから、集落の坂を下り、海岸へでます。
そこは、今も、国崎では、神宮に献上されるアワビを採り、ご神事や禊をおこなう大切な神聖な浜「前の浜」です。もちろん「禁漁区」になっています。
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熨斗鰒がつくられる「御料鰒調整所」
「前の浜」を進み、鳥居をくぐり石段を登ると、今も地域の皆さんが、伊勢の神宮の三節祭(神嘗祭、月次祭)に献上する、「熨斗鰒」をつくる調整所「伊勢神宮御料鰒調整所」がありましたよ。
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そして、さらに進んでいくと……(^^)
続きは次回に