原風景が浮かぶおやつとは?
少し前に購入した玄米粉でパンケーキを無性に作りたくなったので作ってみました。
材料は‥
玄米粉 200g
卵 1個
牛乳 120cc
水 50ccくらい
重曹 7g
甘酒 適当
黒砂糖 適当
ご覧の通り、ざ適当!
普段はパンケーキ(ホットケーキ)はミックス粉を使っていたので、何をどれくらい入れたらいいのか試行錯誤しながら作りました。
混ぜながら水分が足りないから水を足そう、
一枚焼いてみて食べたら甘さが足りないからもう少し砂糖を足そう、など。
配合がわからないのが面白い。
好みの配合を探る作業が興味深い。
とかブツブツ言いながら作るのをみていた夫さんが、
「理科の実験やってるみたいだね」
と笑っていました。
考えてみると、料理って本来そんなものだったのかもしれません。
現代は〇〇の素やタレ、ドレッシングなど人が美味しいと感じる味を手軽に作れる調味料やこれさえあればすぐに〇〇が作れる、というような便利な物で溢れています。
しかし、それでは料理が単なる作業のようで楽しさはないなと思うのです。
匂いや味、食感など色の好みはそれぞれなのだから、
さしすせそと出汁などを駆使して、自分好みのもの、家族好みのものを試行錯誤しながら作り出す。
それが料理の楽しさなんではないかと。
さて、そんな試行錯誤の末に完成したパンケーキを食べた夫さんは、
「故郷の風景が浮かぶ。すごく懐かしい味がするんだ。ばぁちゃんがつくってくれていたのかな?」
と不思議なことを言っていました。
玄米だから?
黒砂糖だから?
真相はよく分かりませんが、
幼少期に似たようなおやつを食べていたのかもしれませんね。
噛めば噛むほどに玄米の甘さがお口いっぱいに広がるパンケーキ、子どももバクバク食べてくれました。
子供たちが大人になった時に原風景が浮かぶようなごはんとおやつ。
そんな料理を心がけたいなと思いました。