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migmin
反逆精神
これらかも続くであろう人生を、うまく想像できないときがある。今が行き止まりみたいな、そんな感覚がするのだ。極端な言い方をすると、いつでも終わらせられる気がしてしまう。車が身体の横をすり抜けたり、急行電車が目の前を通過するたび、終わらせられる可能性を考えずにはいられない。
私なりに頑張って頑張って、最終的にちょっと壊れて今に至る。期待していたのは、頑張りによって人生が開けることだったのに、一向に臨むほうへはいかなかった。
それでも、過去の自分は幸せな未来を想像して一心に頑張ってきたわけで、そうして続けてきた今を、今の自分の一存で終わらせるようなことは、決してしてはいけないのだ。誰かのためでなく、これまでの自分のために。
これから先の人生で起こるであろう幸福を、過去の自分が期待していたであろうそれらを、ゼロにしちゃいけない。他人の評価や言葉や視線に、自分のこれからを壊されてたまるかと思う。
そんなしょうもないものどもに、つぶされてたまるか。