『亡靈の唄』の次回作に対する展望を語る
『亡靈の唄』の次回作は小説にするつもりでいる。仮題はあるがわたしだけの秘密だ。誰にも話さない。
意識はしていなかったが、どうも『カンタベリー物語』の様相を呈している。これがそのまま採用となるか、要らぬと断じられるかは、まったく作品の裁定一つである。
わたしは作品を「産む」物書きであって「書く」物書きでない。物書きという呼称から矛盾していると自認こそしているが、それはわたしが「作家」と呼ばれたくないゆえものである。
「作家」と呼ばれたくない理由は伏せておくが、とにもかくにも物書きと呼ばれたいのだ。
さて、次回作はいつ頃産むことが出来るか。あえて予定日という言い方を許していただけるのであれば、7月29日としておこう。