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あなたの世界を創るのはあなた
「どうしたらいいかわからない」悩んだ時に必ずぶつかるこの壁。
こんな風に、自分の中にあるモヤモヤや苦しみの原因が”わからないこと”って本当に苦しいですよね。
そんな方に向けて、今回は、インナーチャイルド・インナーペアレントについて知っていただくことで、何か今お悩みがあるという方の問題解決に向けて、少しでもお役に立てるヒントなればと思います。
インナーチャイルド
インナーチャイルドとは「自分の中にある内なる子供」のことを言います。
このインナーチャイルドは、私たちが生まれた時から備わっている心の領域のことでもあり、例えばお腹が空いたら何かを食べたくなったり、寒すぎたり暑すぎると不快に感じたりと、誰にも教えてもらっていないのに自然に感じる心であり、ある意味「本当のあなた」とも言える『とてもピュアなあなたの部分』になります。
そして、このインナーチャイルドは誰の中にも存在するのですが、では一体普段はどこにいて、私たちに何をしてくれているのでしょうか。
あなたにとっての危険を知らせてくれる存在?
インナーチャイルドは「潜在意識」といわれる無意識の意識の領域の住民です。よって普通に生活をしている限り、ほとんどその存在に気が付くことはありません。
そんな彼らは、実は「あなたにとっての危険」を知らせてくれている役割を持っている存在でもあるのです。
しかし、この危険とはインナーチャイルド「ピュアなあなた」にとっての危険であり、「お父さんお母さんに嫌われたら生きていけない」と思っていた幼い子供の頃のあなたが判断基準となるのでそこが少し厄介でもあります。
それは、今のあなたにとっては「もう大丈夫」ということまで「危険!」と判断をしてしまうからです。
あなたの中にある”過去の記憶”に基づいた「悲しみや苦しみ・劣等感」をインナーチャイルドが感じ始めることにより、あなたに『アラート』を出し、”また過去と同じこと”が起こらないようにとあなたが気が付かない無意識下で願望実現に向けて不必要なブレーキをかけてしまったり、今のあなたにとって不要な思考パターンを発動してしまうということを引き起こしてしまうのです。
というもの、私たちの意識の中には、意識できている自分の意識「顕在意識」と、無意識の意識、「潜在意識」があり、潜在意識は95%もの意識を締めているため、潜在意識の力が現実世界に優位に働いてしまうといった理由があります。
もちろん、インナーチャイルドの存在自体が悪いのではなく、幼い頃に感じた「悲しさ・寂しさ・劣等感」を擬人化させたこのインナーチャイルドは、過去の傷をあなたに変わって、受け止め続けてきてくれている、あなたを守ってくれている存在でもあるわけです。
よって、そのインナーチャイルドが「傷」だと感じているものに対して、「もう大丈夫だよ」と感謝して癒してあげることで「傷」を負う前の「あなたらしいあなた」、この本来のピュアな心に戻ることで「心からの」あなたの本当の望みをインナーチャイルドが教えてくれることもあるのです。
また、傷を癒すことで本当の望みに気がつけるからこそ、シンプルにその「望み」に向かって行動ができるようになり、願望実現が早くなるということもあります。
インナーペアレント
そんなインナーチャイルドと対照にいる存在が「インナーペアレント」と呼ばれるもの。
インナーペアレントとは、「内なる親」のことで、生まれてから今までの間に学び身につけた、生活に必要な知識やそこからくる思考のことをいい、インナーペアレントは顕在意識の領域の住民になります。「規則は守らないといけない」とか「学校で学んだこと」「仕事のスキル」などです。
先ほどのピュアなあなたの心に対して、「方法として学んできた」思考の心の部分になります。
なので、あなたのピュアな心が「寂しい・悲しい・苦しい」と感じていることに対して、それを思考によって押さえつけようと「そんなこと思っちゃダメよ」「どうしてそんなこともできないの?」「なんでそんなに怖がってばっかりいるの?」と厳しくなってしまう心になることもあります。
だから、たとえ現実世界で目の前の状況がなんとかやり過ごせたとしても、目に見えない部分であなたのインナーチャイルドの傷は深くなり、内側の苦しみを悪化させていくことにもなってしまうのです。
押さえ付ければ押さえ付けられるほど、心は当然苦しくなりますよね。傷ついて泣き喚く子供に対して、厳しく怒ったらもっと喚き出しますよね。それと同じことが自分の心の中で起きているという状態なんです。
それが自己否定をしてしまったり、完璧主義に悩まされたり、コントロール欲求に苦しんだり、自己犠牲をやめられず、頑張りすぎてストレスやうつ病などに繋がってしまうことがあるのです。
となれば当然、自分の願望実現に向けて何かしようという気力も失ってしまうため、なかなか望みを叶えることも難しくなってしまうのではないかと私は思っています。
しかし、このインナーペアレントも悪者というわけではありません。
インナーチャイルド同様、あなたがまた傷つかないようにあなたを守ってくれていた「過保護すぎる親」のような存在でもあるからです。
今までそうやって自分に厳しくすることで様々なことを乗り越えようと、自分を奮い立たせてきたこのインナーペアレントの存在に、「今までありがとう」と感謝し「もう私は大丈夫だからこれからは厳しくすることよりも私を応援してほしい」と伝えることで、あなたにとっての一番の味方になってもらうことも可能なのです。
傷を癒す
この自分に対して厳しい声をかけているインナーペアレントの思考を見つけること、そして過去の傷やインナーチャイルドの傷を癒やしていくことが願望実現に対してとても重要であり、さらにそれは「あなたの本当の望み」に気が付けるきっかけにもなるのです。
自分が変わることで世界が変わりだす
ここからは、「仕事で成果を上げたい」という目標を持っている男性のお話を参考にこのインナーチャイルド、インナーペアレントのお話をより具体的にしていきたいと思います。
彼のお悩みはこうでした。
男性には後輩がいました。しかしその後輩、なかなか気が利かず、自分の頼んだことを臨機応変にこなせない。「何かあれば上から怒られるのは自分なのに・・・何回同じことを言わせるんだ」といった感じ。
彼は完璧主義でとても気が利き、よく仕事ができるタイプ。なので上司も次から次へと仕事を彼に任せます。もちろん期待に応えたい彼はNOと言えず、また忙しい上司に、本当は聞きたいことがあっても、先ずは自分で何とかしようと挑戦ができる性格でした。
そんな彼のイライラはいつも募っていくばかり。イライラすればするほど社内の雰囲気も悪くなり、そうなると後輩も焦ってまたミスが増えるというとても悪循環が起こっていたのです。
当然自分の成果を上げるどころの話じゃありませんよね。
そんな彼と数回セッションを重ねる中で過去についてお話をしてくれることがありました。そしてそこから彼はこんな自分の気持ちに気が付くことができたのです。
「自分も本当はもう少し誰かに頼ってみたかったのかもしれない」
と彼は「人に頼ることがとても苦手な自分」という等身大の自分から本当の気持ちを見つけたのです。
その原因は幼少期にありました。
まだ幼い彼の両親はいつも喧嘩をしていました。そして優しい彼は母親の愚痴を聞くという役割を長い間こなしてきました。
そして長男の彼は、下の妹弟のためにも早く自分は自立してしっかりしなきゃいけない、「だから人に頼ったり迷惑をかけてはいけない」と強く自分に制限をかけていたのです。
「本当は自分も誰かを頼りたい」といった気持ちが出てくる自分は『弱くてダメなんだ』とインナーペアレントが気持ちを押さえつけていたことにそこから気が付くことができました。
「本当は自分も甘えたかった、誰かを頼ってみたかった」
そんな素直な、今まで受け入れられなかった自分の「本当の気持ち」、インナーチャイルドの気持ちを彼は受け入れてあげることにしたのです。
「今までよく頑張ってきたな」と初めてそこで自分を認めてあげることを赦せた瞬間でした。
すると、すぐ自分を頼ってくる後輩にイライラしていたのは、その後輩が自分に禁止していることしているからだということに気がつき、自分ももう少し誰かを頼りたかったんだなあと、その後輩を通して自分の”こうしたい”に気が付くことができたのです。
そんな彼は私生活でも人に頼れずにイライラして、ストレスを抱えることが多かったことにも気が付き、「完璧じゃなくてもいい」「苦手なことは誰かに頼ってもいい」と自分に対して許可を出してあげられるようになり、目の前の後輩にもイライラすることが減っていき、そうすると後輩も萎縮することなく仕事に取り組めるようになり、お互いにとても楽になったそうで、当然自分の心に余裕もできたことで仕事もうまくいくようになりました。
これが「本当の気持ちに気がついてほしいインナーチャイルド」そして「それを押さえつけようとするインナーペアレント」の関係性が内側で起こり苦しみを作り出していたこと、そしてその事に気が付き、癒すことで変化していくという一連の流れになっています。(実際には間に癒しのワークを行なっています)
この例を見て頂くと、相手や状況自体は何も変わっていないのにも関わらず、彼の内側が変化することによって、外側の世界も徐々に変化していくことが分かると思います。
これが「あなたの世界はあなたが創っている」ということでもあり、「あなたの力でいくらでも世界は変えることができるんだよ」ということでもあります。
この様に、自分では気が付かないほど心の奥底にみんなの本当の気持ちがあります。
だからこそ“答えはいつもあなたの心の中にある”むしろ「あなたの中にしかない」と私はそう思っています。
だけど、もうその本当の気持ちは見ないと決めた“あなた”と、本当の気持ちに気がついて欲しいもう1人の“あなた”がぶつかるから、“苦しい”や“悩み”としてあなたの前に現れます。
何度も言いますが、あなたを幸せにできるのは「あなたしかしません」
あなたが心と真剣に向き合い、あなたの内側をあなたの力によって変化させていくことにより現実世界は必ず変わります。
とはいえもちろん、長年抱えてきた心の傷と向き合うことはとても怖いことでもありますよね。
ひとりで向き合おうとすると心が余計に壊れてしまうこともあるし(私は自分で人体実験済み)、いきなり奥底の傷を引っ張り出してきて癒すことは中には難しいこともあり、一番浅いところの蓋を開けてみるだけでもかなり勇気がいることでもあることだと、私も私の経験を通してよくわかっています。
でも、一人では勇気のいることでも誰かと一緒なら乗り越えられることがあります!
そのお手伝いをイマココワでは全力で行っていますのでぜひ頼ってくださいね!
ということで最後まで読んでくださりありがとうございます。何かためになればぜひ「スキ」を押して頂けたら、とっても嬉しいです!
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