言葉を話すということ〜言葉にはどのようなものがある?!
子どもからのコミュニケーション意欲や言葉の理解力が身につくと言葉を音声として話し始めます。
言葉は音声として外に現れるため身近な人から気付かれやすいです。しかし、言葉の理解力については周囲の環境などによってしっかりと音声理解できているか探る必要があるため判断することが難しいです。
しかし、そのような中でも子どもはお友達や大人の動きや声掛けを聞きことばを学習していきます。
今回は言葉を発信することを中心にお話ししますが、音声だけでなく身振りなどの動作も合わせて話を進めていきます。
言葉にはどのようなものがある?
私たちが言葉と聞くと実際に音声(口で話す)でのやりとりを想像するかと思います。実際には言葉はコミュニケーションとして使用されるもので、メールや手紙のやりとりも文字を使用したコミュニケーションです。
このように音声以外にも様々な方法として用いていきます。それらの紹介も併せながら下記で綴っていきます。
絵や写真を用いた方法
絵や写真というのは子どもだけでなく大人にとっても理解しやすい方法となります。例えば、「靴持ってきて」と言われても複数靴が並んでいる状況ではどの靴を示すかわかりませんが、写真で示されるとすぐに同じ靴を見つけることが出来ると思います。
このように音声を用いるよりも写真や絵を用いた方が周囲から理解が得られやすいです。
文字を用いた方法
文字といえばメールや手紙などで使われる言葉です。
私たちはひらがなや漢字を織り交ぜて文章を作ることが多く小学校へ入学してから文字学習が本格的に始まっています。
文字を使ったコミュニケーションは一見難しく感じますが、文字の読み書きが出来る子どもにとってはコミュニケーションの幅が広がる手段です。文字は紙と鉛筆があれば自分の気持ちを伝えられるため様々な場面て用いることができます。写真や絵カードは事前に準備する必要があるため、新規な出来事に対応することが難しいですが文字であればその場でやりとりが出来るため非常に優れたコミュニケーション方法です。
※紙や鉛筆がなくても空書やスマートフォン入力の方法もあります。
ジェスチャーを用いた方法
ベビーサインやマカトン、手話など身振りを用いる表現方法があります。私たちは無意識に指差しや手の動きを交え会話しています。話し言葉以外のこれらの動作を手掛かりに内容理解に努めています。これらは文字よりも容易に物事を示すことが出来る一方、話し手と聞き手の双方がジェスチャーの意味を知らなければなりません。
音声を用いた方法
私たちの日常会話で最もよく使われ、「言葉」と聞いて真っ先に思いつくのが音声ではないでしょうか。
音声は口頭でのやりとりで成立するため少ない時間の中で気持ちを表現することができ、最も日常に溶け込んでいるコミュニケーション手段と言えます。
音声言語については他記事にて多数執筆しているため詳細はそちらを参照ください。
まとめ
今回はコミュニケーションとして他者に伝える方法を音声以外についてもお話しました。子どもたちの気持ちを表現する方法は音声以外にもあります。音声でのコミュニケーションが苦手な子どももいますが、その場合は他の手段を用いながら人とのやり取りを楽しむことが最優先です。人とのやり取りを育むことで言語面だけでなく認知面や生活動作など幅広く学ぶことができ、その子どもにとってより生活しやすくなります。そのため音声だけでなくその子どもが自分の気持ちを表現できる術の習得が最も大切なことです。
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