モデルを見せるということはどういうこと?
ことばの指導に限らず新たな学習を取り入れる時は「モデルを見せる」という表現をすることがあります。モデルというのは見本ということでもあります。
このモデルというのは必要不可欠であり、私たちも勉強や運動をする際に誰かをお手本として学んだことがあるかと思います。
例えば、言葉の指導において絵カードを使って名前を答えてもらうというやり方が行われます。例えば犬という言葉の学習を目標とすると。始めに大人が「いぬ」と正しい言葉を示すかと思いますがこれがモデルということになります。そしてモデル後に真似して言葉を言ってもらい学習していくという流れも度々行われます。
言葉の指導以外の例として、社会性の学習であるSSTを挙げてみます。
SSTはプリントやロールプレイなどを用いて進めることが多いですが、それらの中でもモデルを示すことが多いです。お友達との関わりでどのような声かけをしたらいいのか?対応したらいいかについて示していきます。それは交友関係だけでなく学校などの集団生活ルールを学ぶことに対しても同様です。
言葉の指導やSSTにおいてのモデルについてお話ししましたが、大人と子どもとの関わりの中で大人がお手本になるように接することで子どもは適切な関わりを学んでいきます。子どもに伝わりやすいモデルを示すことによって必然的に言葉の面でもプラスに働くかと思います。
子どもには正しい行動を示すということを意識することによってよりより指導が行えると感じる日々です。
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