不安とワクワクは隣あわせ
先日、成田空港から電車に乗るため、券売機で切符を買っていたら、隣の券売機に大きなバックパックを持った若い外国人青年が、切符を買おうとしていた。
私の方が後から来たのに、彼はまだ買えていないようで、スマホを見ながら、券売機を見ながら、といった感じだ。
気になって、「大丈夫ですか?」と声をかけると、「ここに行きたいんだけれど…切符の買い方がわからないんです。」
私も東京には住んだことはあるが、関東にとても詳しいわけではない。
しかもスマホを見てみると、この路線以外にも2路線変えないと、行きたいところに行けないようだ。しかも、もうすでに午後7時半を回っていて、まだ2時間半の道のりがある!!
「ふぇー!」心の中で叫んでしまった。
初めての日本だと言っていたが、電車を乗り継いで2時間半は、すごいチャレンジだ。青年のチャレンジ精神に拍手を送りたくなった。
後2時間半も先があるのなら、急いだほうが良さそうだ。
駅員さんのところに一緒に行って、事情を説明し、特急に乗る切符を手配した。
駅員さんも親切で、どのように行けば早くて分かりやすいのか、いろいろ案を考えてくれた。
初めての日本だし、いい印象を持ってもらいたい。という思いもあった。
カナダで日本人オーナーのブティックに勤めていた時、お客様に、「日本人はとても親切で、また行きたい国です」とよく言われた。そう言われる度、とても嬉しくて、自分は、本当に日本人で良かった、と何度思ったかわからない。
あの青年は目的地に無事に着けただろうか?
旅行など、自分が行ったことのないところは、ちょっと不安もあるけど、冒険に行くようで、わくわくする側面もある。自分の知らない景色に出会える可能性も高い。
たまには、そういう冒険もして、自分の可能性も広げてみたい。
あなたもそう思いませんか?
ではまた(^^♪