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ドラマから学ぶこと

元来、私はドラマや映画が好きだ。映画館も大好きで、昔は月に何度も映画館に行っていた。本ももちろん好きだけど、視力の低下で文字を追うのに時間がかかるから、今は映像作品の方が好き。本はあまり読まなくなったなぁ。

ここ数年、あまりドラマを見ていなかったのだけど、今クールは珍しく2つの作品を観ている。ひとつが「ハヤブサ消防団」。中村倫也さんってこんなに素敵な俳優さんだったのか、と新たな発見。とにかく主人公像にぴったりとハマっていて、ドラマの世界観とも絶妙にマッチしているのだ。

ストーリーはある程度想像がつくけれど、池井戸潤氏の作品はそれでも楽しいから大好き。最終回は阪神戦を観ていたので、早くネトフリで観なければ。

もう一つが、めちゃくちゃ話題の「VIVANT」。ストーリー展開が壮大過ぎて最初はついていくのが精いっぱいだったけど、どんどん面白くなり、ドラマの世界観に慣れ、豪華な俳優陣に驚きながら毎週楽しみにしている。

今、まさに最終回の放送中だけど、伏線回収しまくりで、理解が追いつかないところも多々。しかし壮大だなぁ。ドラマとは思えない。

堺雅人さんに阿部寛さん、役所広司さん、二宮和也さんという俳優陣が共演しているというのも豪華すぎて驚く。何より、どちらの作品も非常に丁寧に作られていて、その丁寧さが視聴者をより惹きつけるのではないだろうか。

元来、私は雑いところが多々あるタイプ。めちゃくちゃ丁寧に作業をしたつもりが、もともと丁寧な人よりずっと下手だったということが何度もあり、「丁寧にやる」ということを、いつのまにか諦めてしまった。

丁寧とは「細かいところまで気を配ること」や「注意深く入念にすること」を指すが、自分としては精いっぱい細かく気を配ったつもりが全然違う、と言うことがよく起こるので…なんか、能力とかも関係あるだろうな、と。

ただ、雑いけれどスピーディーではあるし、それをよく褒めてもらえるので、ここは「丁寧」をすっぱりと諦め、長所を伸ばす方がいいのかも。

最近、ありがたいことにとても忙しいのだけど、時間や余裕がなさすぎるのか、一つひとつが雑になってて、それがストレス。スピードを上げるのと、雑くなるのがイコールではだめなのだが、どうしてもそうなっている。

身近にそれを感じさせる人もいる。この人って、こんな雑な仕事をしていたかな?と、違和感を覚えることが増えた。その人自身は、自分の仕事は順調と言っていたけれど。私からすると、クオリティは下がったように見えるから、自分のことを自分で見るって、きっと霞がかかるのだろう。

そもそも人は、その相手のことを本当に思ってない限り、面と向かって率直に批判することはない。遠回しに曖昧な表現を使うか、陰で言うかになるというのが、長い社会人生活で感じること。だから、本当の声や評価はなかなか届かない。

率直に批判される、誰かから怒られる、文句を言われるということは、実はとても貴重なのだ。だからこそ、自重し、自戒しないといけない。でないと、ゆでガエルになってしまう。

というわけで、これから徐々に仕事をスピードダウンさせていく。来年は、今年やりたかったことを持ち越し、それをしながら、もう少し余裕を持って働こうではないか。

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