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和歌・せめて夢で逢いたい
「うつつには逢ふよしもなし
夢にだに間なく見え君恋ひに死ぬべし」
万葉集巻11・2544 よみ人知らず
(現実にはお逢いするすべがありません。せめて夢だけは、一日も欠かすことなく訪れてください、あなた。恋に病んで死んでしまいそうです)
昔の人は、
相手が自分のことを想っているから
夢に現れるのだと考えていた。
現実には逢うことが叶わない。
せめて夢だけでは、毎晩毎晩お逢いしたい。
おねがい、
どうか夢の通い路をとおって
わたしに逢いにきて。
少しでも、
わたしのことを想ってくれるなら…。
そうでなければ、
あなた恋しさに死んでしまいそうです。