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共戦神話の真相(原罪の真実)
「原罪ってヌーラが発端なんでしょ?」
「はいやってしまいました・・・。」
「でもなんかこの話を聞いた時はほっとしたというか・・・安心したよ。」
「・・・何故です?」
「天使でも取り返しがつかないような失敗をするんだなーって思ってさ。」
「笑。あなたたちの反面教師になれたのであれば幸いですね。」
「それにその失敗の後でもちゃんと存在出来てるし。」
「それは・・・ビランチに感謝しかないですね。当時の私は天使としてあるまじき行為をしたと考えていました。そして天界にいる資格はないと自分の中で思い天界を去ろうとしたのです。しかしビランチに経緯を聞かれ正直に答えたところ“まぁ故意じゃないのが分かっただけでも良かったわ”と言ってくださいました。そして“人々が思考を持ち始めた以上同じ思考が出来る天使が人々を見ていないといけないわね。だからその役割を手伝ってくれるかしら?”と言ってくださいました。それにシェンスも“生命の方は食べてないからまだ完全じゃないしね~~。”とフォローしてくださいました。」
「なんか・・・めっちゃいい話じゃん。というか、生命の木は結局植えたの?」
「それも実は植えていたんですけど知恵の木の件が分かってからすぐに消したんですよ。」
「・・・どうやって?」
「ビランチの力で。ビランチは本当に何でも出来ます。天才天使ですね。」
「天使にも天才って概念があるんだ・・・。」