共戦神話の真相(箱舟と神の真意)
「箱舟の神話って真実なの?」
「まぁ大筋はな。」
「じゃあビランチは人間に腹を立ててあんなことをしたの?」
「いやそうじゃねえ。大洪水の出来事は本当だがそれをビランチがやったってのが嘘だ。ありゃ現代における異常気象を模した神話だ。考えてもみろよ?地球の7割が水で覆われているとしても地上全てを大洪水に出来るわけないだろ?」
「・・・まぁそれは確かに。」
「まぁ一部の地域がかなりの大洪水にみまわれたのは事実だが40日の雨はさすがに誇張がはいってんな。実際は空をよく見てたヨハトが雲が出る時多くの水が空から降ってくることを知ってたんだ。んで大洪水の時は空の隙間が見えなくなるほど地上が雲で覆われて真っ暗になったんだ。それで恐怖を感じたヨハトが地上が海になっても船を作れば浮かんで生きていられるってんで食料やら家族やらを乗せて備えてたんだ。そしたら案の定大雨になって流されて遠くの街について事なきを得たってことさ。」
「・・・なんかありきたりな話だね。」
「まあな。でも現実なんてそんなもんさ。大体語り継がれてる逸話や神話なんて誇張されたり都合よく改ざんされたりしてんのさ。」
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