共戦神話(フルートの箱)
フルートは大逆の折堕落以前に神より知らされていたありとあらゆる災いを詰めた箱を盗み出すことを企てる。
そしてフルートはその箱を地上に降り立った後開けてしまう。
そうするとそこからは様々な災いが箱の中から飛び出してしまう。
フルートは神の言ったことが嘘か真か信じられず箱を開けてしまったのだ。
フルートはあわてて箱を閉じたが殆どの災いが人間界に放たれてしまった。
しかし慌てて箱を閉じた為エルピスのみは箱の中に閉じ込められたままとなった。
このエルピスが何かは正確には分かっていない。
現代の有神論者の呈する最も有力な説としては“予知”ではないかとされている。
フルートの箱には様々な災い(疫病、死、恐怖、罪、罰など)が詰まっていた。
そうした災いが迫ることを予め知ることはもっと辛く苦しいこととされるのではないかという説である。