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西と東の印紋術
印紋術とは印や紋章を出現させることで様々な力を発動する技である。
この技で出来ることは主に三つである。
一つ目は手をかざし印を出現させることである。
しかし印は出現させる術者によって異なる。
二つ目は物に印を書くことでエネルギーを貯蔵することである。
三つ目は印を出現させ防御壁として利用することである。
上級の術者になると大きな印を出現させることができる。
次に印の種類について記す。
印には主に四つの種類が存在する。
守印、柔軟度の印、攻印、強硬度の印である。
このうち前者二つを東印。後者二つを西印といいこの印を扱うものを印紋師と言う。
この印紋術は天使や悪魔の力が源とされている。
力の使用目的は主に西と東で異なる。
西では長らく争いの道具として使用されていた。
そしてその力は強大であった。
その為西印紋術は悪魔の力として恐れられる。
東では妖や悪霊などから人や場所を守る技術として使用される。
印を身体に書いたり印の上に家を建てることで、その存在を守る。
最後にこの術を扱う者へ。
西と東で異なる歴史こそあるものの大切なのは術者の心の持ちようである。
西と東この両者が対立せずに共存する未来を我等願う・・・。
著者
初代西印紋師 ヒルデガルド・ヨルディエ
初代東印紋師 結野先守