【ChatGPTビジネス講座】-15-ネット上の「プロンプト例」を上手に活用するには…自己紹介が大事?!
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文乃:「堂前さん、コレって何のこと書いてあるかわかります?」
堂前:「これは何?」
文乃:「『アンケートの内容を作ってくれるプロンプト』なんだそうです。ネットで拾った」
堂前:「じゃあ、それをChatGPTくんに見せればいいじゃないの?」
文乃:「でも、それじゃあうまくいかないんですよ~。
第一、《アンケートの目的》って何を書いたらいいのかわかんないし、最後の《SA,MA,FAの構成》って、そもそも何を言ってるのかわかんない」
やまなし先生:「世の中にある“プロンプト例”を活用するには、“自己紹介”するだけでも有効ですよ」
堂前:「あ、先生、いいところに」
文乃:「自己紹介ってどういうことですか?」
やまなし先生:「文乃さんはきっと、今担当している「おせんべいのネットショップ」に関するアンケートを取りたいんですよね?」
文乃:「はい、そうです。私、アンケートって作ったこと無くって。それでChatGPTくんを頼ったらいいんじゃないかと思いついて」
堂前:「それで『アンケートをつくるプロンプト』を探したんだ」
文乃:「そうなんです。“アンケート作成 プロンプト”って検索したら、コレが出てきて」
やまなし先生:「でも、そのプロンプトをそのままコピペするだけだとうまくいかなかった…そんなところじゃないですか?」
文乃:「そうそう、そうなんです。全然、あさっての方向の答えが返ってきちゃって」
やまなし先生:「そこで“自己紹介”なんです。たとえば、そのプロンプトの前にこんな一言を加えてみて下さい」
堂前:「まさに自己紹介だ」
文乃:「そっか、考えてみれば単純なことですね。私が何者で、何のアンケートを取りたいのか?なんてChatGPTくんは知らないですもんね」
やまなし先生:「そのような“自己紹介”を入れるだけでも、回答が大きく変わるはずですよ」
文乃:「先生…実は大きな問題がありまして……」
やまなし先生:「??」
堂前:「このプロンプト例に書いてあることが、何言ってるか全然わかんないんだそうです (^^)」
文乃:「しょうがないじゃないですか。アンケートづくりってやったこと無いんだから。
そもそも、ココに書いてある「※ 《》の中に条件を入力して下さい。」っていうのがすでにハードルが高くて…」
堂前:「確かに、「アンケートの目的」って何を書いたらいいのか迷うね」
文乃:「そうなんです…」
やまなし先生:「大丈夫ですよ。こういった“プロンプト例”は、初心者にこそ有益なんですから」
文乃:「私みたいなのが使ってもいいんですか?」
やまなし先生:「もちろんです(^^)
むしろこの“プロンプト例”の文中にたくさんヒントが詰まっていますので」
堂前:「そうだね、アンケートを作るのに、どんな情報が必要か?っていうことが書いてあるわけだからね」
やまなし先生:「堂前さんの言う通りなんです。アンケートを作る時にはテーマ商品、つまり『 何の商品やサービスについてのアンケートを取りたいか?』をまず決めなくてはなりませんよね」
文乃:「はい、それなら決まってます! 今度、発売になる『お味噌汁に入れたいおせんべい』です」
やまなし先生:「では、その情報を伝えてアンケート案を作ってみてもらいましょうか」
文乃:「え? でも、“入力して下さい”ってところ、《》の中に全然、書き込んでないですよ?!」
やまなし先生:「意外と大丈夫なもんなんですよ。えいっ!」
ChatGPT:
堂前:「わ!もうアンケートが出来てきた!あいかわらず、仕事が早いねぇ」
文乃:「……あー、そっか。普通のおせんべいじゃなくって『お味噌汁に入れたいおせんべい』がテーマだから、「お味噌汁を週に何回くらい飲みますか?」とか、「このおせんべい試してみたいですか?」っていう質問になってるんだ」
やまなし先生:「様々な条件を入力しなくても『きっとこういう回答を求めているんじゃないかな』ってChatGPTくんが、文乃さんの希望を“推測”してくれているんですね。
この“推測する”というチカラは最近になって、グンと伸びた点ですね」
堂前:「どう?いい感じのアンケートができた?」
文乃:「すごい、ほぼ完璧。…あ、「Q.このおせんべいがあったら、どんな人が喜びそうですか?」って質問もしてみたらどうかなぁ…」
堂前:「あ、それは面白いね。MAの質問かな? FAで答えてもらった方がいいかな?」
文乃:「……あの…堂前さん、今更なんですが、そのMAとかFAってなんですか? ChatGPTくんの回答にも書いてあるけど…」
やまなし先生:「アンケートづくりの“専門用語”ですね。もしわからないことがあったら…」
堂前:「ChatGPTくんに聞くんだよ!」
ChatGPTくん:
文乃:「なるほど。こうやって解説してくれたら私にもわかります」
やまなし先生:「こういったプロンプト例は、“玄人さん”が作っていることも多いので、専門用語もよく出てきます。もしわからないコトがあったら、素直に聞いてみるのがいいですね」
堂前:「最初に悩んだ「アンケートの目的」なんかも、ちゃんと埋めてくれてるね」
文乃:「ホントだ。私じゃこんなの思いつかないよ」
やまなし先生:「ネット上のプロンプト例は、こちらが条件や内容を入力して使うタイプのものが多いです。
でも少なくとも“自己紹介”だけしておけば、あとは空欄でも意外とうまく動いてくれるんですよ」
堂前:「とんちんかんなコトを言ってきたら、そこで直していけばいいですもんね」
やまなし先生:「文乃さん、他にChatGPTくんに伝えておきたい情報などはありますか?」
文乃:「だいたい思った通りのことが書いてあります。あ!でもあのコトが書いてないな」
堂前:「何?」
文乃:「このお味噌汁に入れるおせんべい、“ストロベリーミルク味”なんです」
やまなし先生:「……それはそれは…。さすがにChatGPTくんでも予想できませんでした」
堂前:「よく開発会議、通ったね (^_^;)」
【 やまなし先生の解説 】
「プロンプト 例」と検索すると、ネット上にたくさんの“プロンプト”の例文が見つかります。
あなたのやりたいコトに近いものも、その中にあるのではないでしょうか?
そのようなプロンプト例は、ほとんどの場合、「あなたが自分で入力すべき項目」が用意されています。
今回のお話で言うと、《調査対象》や《アンケートの目的》などですね。
ここで「アンケートの目的?何て言ったらいいの?」って迷ってしまって、せっかくのプロンプトを使わずじまいになってしまうのは、もったいない。
「ワタシはこういうことをしています」
「こんな人です」、「こんな仕事です」
などの“自己紹介”だけして、プロンプトを実行してみて下さい。
意外とChatGPTくんが足りない部分を想像して、補ってくれます。
いきなり100点満点にはならないかも知れませんが、その回答はきっと大きなヒントをくれるはず。
世の中にある「プロンプト例文」…ぜひ、あなたのお仕事にも役立てていって下さい!
【今日のまとめ】
◆ ネット上には、たくさんの「プロンプト例」がある
◆ 多くの場合、「ユーザーが入力するところ」があるが、自己紹介だけすればそこそこの回答が返ってくるものも多い
◆ まずはプロンプトを実行して、その回答を参考にしながら足りない情報を追加したり、修正したりするのがオススメ
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私たち「ことのは塾」は、実際にみなさんのところにお伺いして『生成AIとうまく付き合うための勉強会』の講師をさせていただいております。
呼んで下さっているのは、全国各地の会社やお店、また市役所や生涯学習センターなど。
企業からは『"仕事"に生成AIを使うには?』というテーマを、
市役所などからは『"普段の生活"をAIで豊かにしたい』というテーマをいただきました。
どちらも場面でも、生成AIはとても頼りになります!
でも……”最初の一歩”でつまづいてしまうと、「生成AIって…意外と使えないね」と思われてしまうかも知れません……。
「AIを使って、何をしたらいいの?」
「“検索”と何が違うの??」
「そもそも、使う意味ある?」
そんな“声”をたくさん聞いてきました。
……でも、私たちの「生成AI講座」を受けてくれた方は、
『そういうコトに使えばいいんだね!』
『"検索"とは全然違うんだね。これは“目からウロコ”だわ』
『こんなのが一般の人にも使えるなんて、使わなきゃ損だね』
と変わっていきました。
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「社員一人ひとりがAIを使えるようにして、良い仕事を笑顔でしてほしい」
「市民の皆さんが、AIを使ってウェルビーイングを実現してほしい」
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