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これから産むあなたへ
間もなく👶1歳なのに、ちっとも進まぬ振り返り投稿。
本日のテーマは…「産む場所の選択」です。
産む場所?
病院でしょ?
と今の若い世代の多くの方々がそう思うと思います。
そんな方々にお伝えしたい。
昔はみんな自宅でお産していたのを知っていますか?
と。
病院で産む人の方が少なかった時代がありました。
そして今も、病院ではなく助産院や自宅で産む、という選択肢かあることを知っていますか?
今、この国の全出産数に占める助産院での出産の割合は約1%だそうです。
約99%が医療施設でのお産、ということになります。
この数字が示すもの、この数字の背景にあるものはたくさんあり過ぎるので、ここでは割愛しますが、これが現状です。
今回、私は自宅出産を選びました。
…今、「自宅で出産した」、と話すと「え?間に合わなかったんだね…」と言われるようです…。
息子が、私がお産した後に、自宅出産した話をお友達にしたら、そんな返事があったそうです。
確かに、そう思うかもね…。
私は幼い頃から「お産」が好きでした。理由はわかりません。テレビのお産シーンを見ては、憧れを抱いていました。
産む人に?なのか?取り上げる人に?なのか…それもよくわからないけれど、とにかくお産が大好きでした。
それと…赤ちゃんが大好きでした。
どこかで赤ちゃんが生まれたと聞けば見に行く!という子どもでした。
今もそうだな 笑。
新生児訪問。
そんな私が看護学生になり、助産師になりたかったけれど、看護学校がしんど過ぎて、一旦社会に出たくなり、出てはみたものの、やっぱりいつか助産師になりたくて。
そんな思いを抱えながら立て続けに2人の子どもを出産し、出産の楽しさを体験したら、何回でも産みたくなり…。
「でも…将来のことを考えたら…自分が産める数には限りがあるな…。💡じゃあ!!取り上げる方になろ!!」と思い立ち、次男が1歳の時に助産師学校に入学。
当時眼科ナースだった私…。
暗室なことをよいことに、仕事中に暗記カードを見ていてごめんなさい!
でも、おかげで受かりました!
助産師学生時代に実習でお世話になった助産院でのお産に、心を鷲掴みにされました。
「こんなお産があるんだ!!私もいつか!ここで産みたい!!」と体が熱くなるのを感じました。
温かくて薄暗い中で、大好きな家族に囲まれて、泣いても笑っても叫んでもいい。
ずっと助産師が傍にいてくれる。
赤ちゃんが産声をあげた時には、みんなの汗や涙やお産で流れ出た羊水やらで、空間はしっとりしていて、なんとも言えない湿度。
お母さんを温め続けた糠袋の香り。
お母さんの安堵の表情と、お母さんに抱かれた真っ赤な赤ちゃん。
神々しさを感じました。
今でもハッキリとその時の様子を思い出すことができます。
自分が、間もなく妊孕性を失うであろう年齢にさしかかり、「最後のチャンス!」と己の人生をかけて、助産院での出産の夢を叶えるべく、妊娠する道を選び、幸運にもそれを叶えることができました。
実習でお世話になった助産院が大切にしていること…
①産婦を1人にしない
②いつも体のどこかに触れている
③産婦のすべてを受け入れる
ここが医療施設の中の出産においてもクリアされたら、助産院・助産師の存在や役割が周知されたなら、産む人達の選択肢はもっと広がる、と確信しています。
今回はここまで🙇。
次回へ→(@^^)/~~~