
これから産むあなたへ 続編
あ〜!
1日が24時間では足りない!!
産む場所の選択について、続きを書きたかったのに、なかなか書けず、またしても、草木も眠る丑三つ時にスマホを手にする私。
思うのです。
地域の中で、病院ではなく、相談できる場がもっとあればいいな、と。
妊娠を考える人や妊娠中の人…子育て中の人、更年期の悩みや不調を抱える人…。
色々なことを…
なんでも相談屋さん的な…。
本来、助産師の守備範囲は女性のすべてのライフステージにおける心身の健康の保持・増進、なのです!
自分のお産をどうしたいのか…
何をいちばんにしたいのか
痛みをできる限り除去したいのか
緊急時の対応を最優先にしたいのか
ホテルライクな入院生活に重きをおくのか
自然に産みたいのか
それぞれの方法にメリットとデメリットがあり、リスクがあり…。
こういう情報を、妊婦さんが十分に知った上で、家族と相談しながら、最終的に自分が納得して選択・決定できることが最良と考えます。
私は、自分が助産師外来担当の時は、妊娠初期の妊婦さんに向けて、一通りお話をします。
お産は子育ての原点。
時に大変なこと、しんどいこともある子育て。
それを支えるひとつがこの「原点」だと思うのです。
この「原点」を、産んだお母さん自身が肯定的に受けとめられることが重要だと思います。
産んでから、「そんなの知らなかった」「こんなはずではなかった」と思って欲しくないのです。
そして…よく聞くお産についての炎上のあれこれ…。自然だからどう、とか、無痛だからどう、とか…。
お産した本人が満足していたら、それは周りがあれこれ言うことではないと私は思っています。
これは…何もお産に限ってのことではなくて…。
人生は選択の連続だから…。
その人が納得して選択したことに対する良し悪しをしてよいのはその選択をした本人だけかな、と思っています。
それぞれ何かを感じたり思ったりすることは自由だけれど、それを言葉にして発する時には、どうか優しい言葉を選んでほしいな、と常々思います。
それと…仮に何かを言われたとしても…自分自身が納得し選んだことならば、その言葉を跳ね返すくらいの勢いでいて欲しい。
私自身、ある時、お産経験ある方4人とお話していて、どんな出産だったかが話題になったことがありました。
私は何も言わずに聞いていたのですが、「お産どこでしたの?どうだった?」と聞かれたので、「助産所にお世話になって自宅で産みました」と答えました。
私以外の方は3人は病院で無痛分娩をしたそうで…。
私の発言に、一瞬シーンとした後、「えー!?ちょっと待って!そんなことある?頭おかしい」と笑われたことがありました。
正直、ちょっと残念でした。
一瞬悲しくもなりましたが、「私がそうしたくて選んだし、結果、めちゃくちゃ満足したからいいの〜」と心の中で思いました。
場所や方法は人それぞれ。
みんなが胸を張れるお産ができたなら、それが幸せ。
この業界にいて、常に意識していること…。
「良いお産」ではなく「満足なお産」を増やしたい。
助産師から見た「良いお産」て正直、あるのです。
しかし、それを押し付けることは違う。
ん〜、スポーツの世界でもあるみたいに?解説の人から見た「良い試合」。どの世界にもあると思います…、こういうこと。
大切なのは、産んだ本人が「満足なお産」と思えること。
そのサポートをしていきたい私…🙇。
本当は11月3日の「いいお産の日」に投稿したかった内容。
すっかり過ぎちゃったけど、皆さんが「お産」について考えるきっかけになってくれいたら、嬉しいです!!