つつじ、さつき
卒業と入学の狭間の四月のある日。
暑いくらいだった数日の後、また少し寒くなった。(なぜか毎年、炬燵を片付けた直後である。)
春らしい陽気、とは気温なん度くらいを言うのだろう?
あちらの桜はすでに満開で、こちらの桜はまだまだ、という不思議な光景も目にした。品種の違いだろうか、日当たりの差だろうか。
それにしても、桜がひらひらと散る様は毎年迂闊にも感動してしまう。
上ばかりを見ては肩が凝る。
と、さつきが咲き始める。
緑の垣根に赤いさつきの蕾がたくさん見える頃が大好きだ。
水を浴びるゾウさんみたい。
パオーン🐘
このあたりではツツジはこっちが多い。
ドウダンツツジ。
急に肌寒くなると、寂しさを思い出したりしちゃうよね。
山吹の黄色に元気をもらおう。
いつもよりたくさん咲いている気がする胡蝶花(しゃが)。
詩を書きました。
『いぶき』
きみの鼻の先の花
しゃがんだ先の胡蝶花の花
四月の風に
みんなふるえてる
山吹、やまぶき
ふるえた手指の先と甲
ふるえた花の先の香
長生き、ゆびきり
四月の風はまだ冷たい
息吹、いぶき
ふるえるお花 てふてふてふ
てふてふてふてふてふてふてふ
ふわふわお散歩
papillonの耳
お日様きらきら
やまぶき、いぶき
(愛犬パン へ)
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