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過去生・未来生リーディング ~case5 さまよう魂がみる世界
過去生リーディングをしています。マガジンでは私が霊視=リーディングすることでどんな魂と出会ったかを紹介していきます。あなたの学びに、また魂の浄化、進化につながることを願って。
詳しくは
今回のリーディングはある男が死後霊界に行った先のビジョンから始まった。死後の世界をみることが初めてだったため、リーディング中は不思議な感覚だった。
過去世でもなく、未来世でもなく、現世でもない。霊界にもこのような場所があるのだと知る機会になった。
なぜ男はそんな場所にとどまることになったのかを紹介します。
人生を諦めていた時計職人の魂
その男はヨーロッパで時計を作っていた。そもそも時計が作りたかったわけではない。いつも答えの出ない問いを浮かべては悶々としていた。
店に来るお客の様子を観察し、その人たちの過ちや成功について考えていた。
豊かに見えてもその裏で悩みは消えることなくある。
成功したいと思って必死に働いても、欲しいだけ手に入ることはない。
「どう生きたってどうせ死ぬだけだ」
自分や人の”陰”の部分しか見ようとしなかった。死にたいわけではない。でも生きたいと思わない。
死ぬまで生きる、できることだけを淡々とこなした人生だった。
男の死後、魂(霊)が得たもの
腐りかけた長い螺旋階段を一段一段登る男。
※身は滅びているが、生前の肉体の形を帯びている
ようやく登りつめたら、暗い闇に落ちていく。
そして再び登るを繰り返し、繰り返し、永遠と感じるほど続けている。
感情がなく、無。
自分の苦しみを感じようとせず、その苦しみに背を向けている。
何も生まれず、感じない。
生前、悪事をはたらくこともしなかったが、善行もなかった。
退屈な人生の意味を省みて、希望を見出すまで続く。
時計職人の魂が学んだこと
職人として特に努力したわけでもなく、人として純粋に誰かの力になったわけでもなく、苦労したわけでも、幸せだと感じる日々を送ったわけでもなく、ただ目の前にある物事に取り組んでいた人生は何とも無意味なものとなった。
自分が未熟さ、向上心、情熱が欠けていたことに気づくことが必要だった。
今世の課題
自分の欲求に関心を持ち、それを実現するための行動力を発揮する。
自分の中にある種が芽吹いているのを見過ごさず、希望を叶えるため、何度も何度もやり直す勇気を持つこと。
やる前からやらない理由を探し、それが正当だと自分にも言い聞かせていた過去生。
自分の中にある希望に光をあて続け、小さな成果の積み重ねを喜びになることを願っています。