他人の人生って面白いよね
映画や小説から得られる他者の価値観や創造が面白いのは勿論だけど、他者が実際に経験してきた人生を聞くのはもっと面白い。
少し前に亡くなった祖父はよく私に生まれてから今に至るまでの人生歴を話してくれてた。
小学校の担任の先生が好きだった事とか、戦争時代はご飯がなくて梅干しの種をずっと口に入れてボリボリ食べてた話とか、戦後間もない頃に学校に行くお金が無くて、親戚の会社に入って電気屋さんとして働いてた事とか、今の祖母と出会った時の話とか。
長く生きてる人って、それだけ経験してる事が桁違いだし、昔の話を聞くと、時代の移り変わりが分かって、私が生まれる前ってそんな世界だったんだなって学びにもなる。いかに今の時代は科学技術が発展し、人々の暮らしが豊かになっているのかが、祖父の話を聞いていただけでもよく分かる。
前の会社の同期の子とこの間、河川敷に座って今後の自分たちのライフプランを語り合ってた。
海外に行きたいとか、完全リモートの会社で働きたいとか、休職して色んな所を旅したいとか。
前の会社の人みーんなに、「どうしてこの会社に入ったんですか?」って聞くと、みんなして「特に理由はない。安定してるからかな。」って答える。
仕事自体はキツイけど、業界はコロナ禍でも好調だった為、辞めずに続けてる人が多いって感じだった。かといって、夢や希望を持って働く様な環境ではない為、みんなお金の為に働いてるという感じだった。社会人ずっとやってる人はみんなそういうモチベーションで仕事しているんだろうけど、新卒からずっと同じ会社で週に5日も長時間労働してる人達を見てると、「ああ、こういう人生もあるんだな。」とか、「日本で安定した人生を送るってこういう事なんだな。」って実感した。それと同時に周りの人みんなの目の下のクマとボサボサの頭を見て、ここでは長く働くもんじゃない。と悟った。
家の近くに沢山個人でやっている飲食店があって、
経理の仕事を辞めて、個人でカフェを始めた人
脱サラして、ビリヤニのお店開いてる人
日本で本格派のスリランカ料理を出しているスリランカ人
とにかく凄い経歴でお店やって人が沢山いて面白い。
学生時代も、舞台の演出やりながらバイトしてる人とか、長年飲食の世界で経験を積んで、自分でお店立ち上げてる人とか。
私はずっと、正社員で働かないと生きていけないのかなとか、自分にできる事なんて何も無い。ってずっと思ってるけど、そんな事考えてる暇なくぶっ飛んだ人生送ってる人って結構世の中に沢山いるんだなと最近思った。
人生の大半が、仕事か子育てになる訳で、今の私の悩みって結構ちっぽけなのかなとか色々考える。
大人になってから、自分が子供の頃はどんな大人になりたいって思い描いてたかなあ。
まだ20代前半の私だけど、同じ世代の人たちに比べて、私も結構ぶっ飛んだ人生送ってきた自負はあるので、今度幼少期時代の話でもしようかな。
みんなはこれまでどんな人生を歩んできましたか?
いつかあなたの話も聞きたいな。
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