群馬の名山とルーツ巡る旅
長野県での滞在制作を機に、自分が住んでいる群馬のことを知りたくなり、群馬三大名山である榛名山と赤城山に登ってきました。
上毛三山として知られる榛名山、赤城山、妙義山。妙義山には一度行ったことがあったので、今回はずっと訪れてみたかった榛名と赤城の最高峰を目指しました。
山も、人間のそれと同じように、それぞれ違う性格を持っているのですね。植生や岩肌の質感、急勾配の度合いなど、それぞれに特徴があって、登ってみるとそれがよくわかるものです。もともと日本では自然を祈りの対象とし、山を自然神として祀ってきたけど、山それぞれの神様に自分の全身を使って対峙するような感覚がありました。
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まずは榛名山。最高峰の 掃部ケ岳 1,449m 山頂を目指す。
↑硯岩からの絶景。足下は断崖絶壁でヒヤリとする。
↑山頂からの眺め。遠くには雲海が広がり、たくさんの山脈も見えた。
山頂までの急斜面が思いのほか、ロングロードでフラフラになったけど、山頂でマグと食べたおにぎりがすこぶる美味しすぎました。
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2日目には赤城山の最高峰 黒檜山(1,828m) 〜駒ヶ岳ルートを登山。
ひたすら岩壁を登っては下り、マグは道々出会う登山客の皆様に感心されながら進み続け、無事にどちらの山頂までもアテンドしてくれました。
↑山頂からの眺め。改めて、群馬はたくさんの山々に囲まれた土地だということに気づかされる。
↑ 駒ヶ岳から見える 小沼が綺麗。
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無事に下山したあと、おばあちゃんのルーツである高崎市の新町までドライブ。
↑おばあちゃんの喫茶店むげん館があったところの目の前にある於菊稲荷神社。小さい頃、遊んだ丸いクルクル回る遊具はなくなっていたけど、改造工事を経てとても立派な神社になっていた。
大好きな烏川へ。河原で踊っていたら、散歩していたおじさんに怪しまれる。当たり前です。笑
向こう側には登ってきた榛名山(左側)と赤城山(右側)が聳え立つのが見えて、なんだかすごく嬉しくなった。今まで遠くに見えていたはずの山々との距離がぐっと縮まった気がするのです。
山奥に住んでいながら、本格的な登山は中学生ぶり。ヘロヘロになりながらも、全身で自然を体感。運動会の後のような、強烈な疲労感と心地よい充足感が全身にみなぎる、とても良い旅だった。