「大学1年を振り返って」

去年の今日、第一志望の大学に合格した。

私の高校時代は基本暗黒で。
高校受験に大失敗して、高校入った瞬間にコロナで登校すらままならず、
ずっと憧れていた大学の受験を高3の11月に諦めた。

そのとき私が新しく決めた志望校は、高校の先生方に「そんな大学なんて」「その大学は○○のパクりだ、やめとけ。おまえは○○大学に行け」と散々馬鹿にされた。

私だって、ずっと憧れていてそのために勉強していたのに、全力を尽くしたのに届かない苦しみで毎日泣いていたくらいなのに、新たな夢を応援してもらえないのは相当なストレスであった。

結局無事合格することができ、それなりに喜びをかみしめ大学の門をくぐった。しかし高校をトップ層で卒業したはいいものの、大学の中で出身高校のレベルは最下層だった。
(ちなみに最初に目指した大学に受かれば高校で伝説になるくらいだった。行ってる大学も全然卒業生いないし。3年間流されず勉強頑張れた私すごくね？笑)

そして今まで高いレベルで教育を受けてきただけあって、みんなお嬢様で、おうちが裕福で。笑
やってもらうこと、してもらうことが普通、って子が多かった。
自分だって大学に通えている時点で相当恵まれているけど、周りを敵にしながらガッツで進んできた私には、結構ついてけないなって感じることも多くて、その不安が表れたか友達もうまく作れなくて。

気づけば絶対に会話しなければいけない授業を除いて、一人で授業を受けて、一人でご飯を食べている。

想像していたものとは全く違う。前記事でも書いたがサークルもやめてしまった。
今はアルバイトでお小遣いを稼ぎ、バイトが同じ人と談笑するのを些細な楽しみにして、可愛いものを眺めたり買ったり、好きなアーティストのライブに行ったり、本を読んだり、いっちょ前に執筆にいそしんでいる。

それでいいじゃないか。
そう思うまでに時間がかかったし、今も思い切れてはいない。
私の思う大学生活はもっと華々しく遊び歩いて飲み歩いていた。

でも、そうなろうとあがいた結果今のこのぼっちスローライフに行き着いて、まあまあ楽しく過ごしている。

陽になりきれない自分に少々のいらだちを隠せないけど、これでいいじゃんと思い尽くせるまで今を楽しんでみようと思う。楽しむことも才能だし、思い込んだがちだと思うし。

また去年と同じ桜並木を、あの大学で見る。
桜が散れば新緑が美しいあの場所で、四季の2周めを、はじめていく。
去年より濃度高めの憂いを携えて、楽しめたらと思う。