絶望
これはいつかの下書き。
流されてほしい
***
絶望してる。
この先どうやって生きていったらいいんだろう、就活の仕方だってわからない。
今やっていることが、将来のためなのか自分のためなのかわからない。
ほぼ毎日、1時間半電車に揺られて大学に行く。
いつも、休み時間にかぶらない時間に到着するように逆算している。
人の少ない時間のキャンパスばかりを歩く。
自分の身長を遙かに超す木々が生えている。
幹がしっかりしていて、あらゆる所に枝を伸ばして、分厚い葉をつけている。
授業が立て続いて、休み時間中に移動しなければならないとき、私はだいたい下を向いて歩く。こんなに広い広い大学なのに、友達は全然いない。
昔授業が同じだったとか、サークルが一緒だったとかで顔だけ若干知っている人に会うと気まずいから、気づいても気づかぬふり。
今日は去年英語のクラスが一緒で個人的にイケメンだなーと思っていた人とすれ違った。
1,2回しか話したことなかったけど、なぜかインスタは繋がっている。この前、これまた英語のクラスが一緒だった利発そうな地方出身の女の子と、誕生日ディズニーに行っていたようだ。
別の知り合いのビーリアルを見ると、三個上の彼氏といつも一緒にいる。
その彼をかっこいいとは一度も思ったことがないけど、優しそうだなと思う。
その子もまた一人暮らしだから、おうちはそんなに遠くないはずなのに、彼氏に車で送迎してもらってた。私は実家に縛られて、親に頭下げて定期券を買ってもらってる。
もうすぐ二十歳になろうというのに、リアルで私は一人で、彼氏なんてできそうにない。めちゃほしいけど、その前に男の人が怖い。
きっと知り合いのカップルたちは私の知らないところまで行ってしまったんだろう。もうおおきな壁があるのだろう。
東京出身ですごいねというあの言葉ももうたいした差ではないのだろう、私は陰鬱としすぎている。
こんなにひろい世界なのに、すごく一人だ。
ほぼすべての授業を一人で受けている。
教育学部がキラキラだった。
数人で楽しく授業を受けたのはもう一年前。
戻りたくはない。
全部全部人のせいにしても、この現状に向き合うのはわたしで、だれもどうにかしてくれなくて。
だれかどうにかしてほしいなんていえない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?