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「人生の舵を握る」 - 2023年、コーアクティブ®コーチングから私が得たもの

こんにちは。コーチの藤田琴子です。

2023年もあと1ヵ月少しとなりましたね。

あなたにとって、

  • 2023年は、どんな1年でしたか?

  • 2023年初と比べると、どんな変化がありましたか?

  • 一番大きな学びは、何でしたか?

私にとって、

  • 2023年は、本質的な変化が起きた1年でした。

  • 2023年初と比べると、大切にしたいこと、向かいたい方向がはっきりし、「自分の輪郭」が明らかになってきました。

  • 一番大きな学びは、「人生の舵を、自分で握ることは出来る」と分かったことです。

少し早いですが、この1年を振り返ってみたいと思います。


私の2023年

2023年1月 - 降りられない「電車」

2022年後半から、何か違う方向に向かっている感覚がありました。でも、乗っている「電車」から降りることは難しい。何とかしようと必死に足掻き、抵抗していたものの、結局、そのまま運ばれてる状態でした。

年が明け、「電車は完全に止まった」と感じましたが、これからどこに行けばいいのか、そもそも自分はどこに行きたいのか、全く分かりませんでした。悲しくて辛くて悔しくて、信頼する人たちに聴いてもらうと、驚くほどの涙が流れた1ヵ月でした。

2023年2月 - 右膝を剥離骨折

娘達の冬休みに合わせて出かけたスキー場で、スロープから転がり落ち、右膝を剥離骨折。ドクターからは「これぐらいの怪我で済んでよかったね」と言われ、手術は不要なものの、6週間、右足を30度に完全固定するよう告げられました。年明けからストレスは、お酒やチョコ、そしてとにかく歩き回ることで紛らわせていたけど、それができなくなり安静必須に。既に精神的にやられていたのに、物理的にも動けなくなり、自分と真正面から向き合わざるを得なくなりました。

身体は重く、膝は痛く、底に沈んだような苦しい時間。「私は何がしたいんだろう?」「自分は何を求めているんだろう?」と問いかけるものの、答えは全く見えてこない。「この怪我には、きっと大切な意味があるはず」と信じようとしたけれど、それはなかなか見えてこず、ただ動けない苦しさだけがありました。

2023年3月 - CTIの継続学習に参加

CTIからメルマガが届くとチラチラ見ていたものの、参加するエネルギーが湧かなかった継続学習。3月下旬、ふと見てみたら翌々日のコースのキャンセルが出ており、その場で申し込みました。

2021年5月に応用コースを終えてから、約2年ぶりに触れたコーアクティブの世界。たったの2時間だったけど、コースリーダーとコーチ達の真っ直ぐなやりとりや、Beingを大切にする場に久しぶりに触れ、「あぁ、こういう世界があったんだった」「2年前、物凄く惹かれたんだった」と、忘れていた感覚が蘇ってきました。真っ暗な心に小さなロウソクがぽっと灯った感じで、「この火が消えないうちに何かしなきゃ」と思ったものの、暫く止まっていたので、どうやったら動き出せるのか分からない… 

「とりあえず、コーチングを受けてみよう。マイコーチを探すことから始めよう」と思い、CTIのYouTubeを見て、お願いしたいコーチを選びました。

2023年4月 - 久しぶりのクライアント体験

初対面のコーチとのサンプル・セッション。zoomが繋がった瞬間、温かさと包容力が伝わってきて、安堵しました。その1時間は、ただただ、ただただ泣いていた記憶です。普段は、カウンセラー/コーチとしてクライアントさんの話を聴く立場で、自分がクライアントとして話を聴いてもらったのは本当に久しぶりでした。100%自分のためだけの時間。コーチは、私のためにそこに100%いてくれて、全身全霊で聴いてくれて、ただただありがたい時間でした。まだ杖は手放せなかったものの、右膝のリハビリも始まり、少しずつ顔を上げられるようになった時期でした。

2023年5月 - 変容の始まり

コーチとの契約を即決し、5月からコーチングが始まりました。導入セッションでは「望むことは、特にないです。今の状態にまぁ満足しているし、私の人生、もう『上がった』と思っているんです」と話していました。でも、コーチは終始「私の中に『在る』」というスタンスで聴いてくれました。

そして私の話をじっと聴いた後、「私には、琴子さんの中にあるものが、『出たい!使ってもらいたい!』といっているように感じます」と。その瞬間、蛇口のイメージが湧き、ばーっと溢れ出るエネルギーを感じました。「あぁ、自分の中にはこんなにエネルギーがある!こんこんと湧き出るエネルギーの泉があるんだ」と感じました。

コーチからは「蛇口のイメージを膨らます」、そして「欲張りになる」ことをリクエストされました。「琴子さん、もっと欲張っていいんですよ」と言われた時、驚き、戸惑い、様々な感情が湧き、強烈なインパクトがありました。

コーチングの後は気づきが止まらず、思うことを書き留めていたら10日でA4で10枚ほどの量に。次のコーチングは1ヶ月後だったけど、この勢いで書いていると途轍もない量になる、と思い、コーチに「ジャーナルを読んで、問いをもらえませんか?」とお願いしました。コーチは「とにかくやってみましょう」と言ってくださり、そこからは、ジャーナルを書いてコーチに送り、問いを受け取りそれについて考え、またジャーナルを書いて送り、ということを繰り返しました。

こんな風に、コーチングをきっかけに変容が始まり、その流れで、7月から始まる上級コースへの参加を決めました。2ヶ月前には、2時間の継続学習への参加も躊躇していたことから考えると、大きな変化でした。

そして、5月末。大切で大切で、大切すぎて手放せなかったものを、やっと手放す決心がつきました。

2023年6月 - コーチとしての「独立宣言」

6/5(月)、「コーチとしての独立」を宣言をしました。noteにありったけの思いを込めて、えいっと公開!清水の舞台から大大大ジャンプな気分で、この「宣言」によってどんなふうに「世界」が変わるんだろう?!とドキドキでした。が、身近な人は応援してくれたものの、「世界」からは拍子抜けな反応のなさ。苦笑「名もなきものが叫んでも、そもそも相手にされない」という厳しい現実に直面しました。

でも、最初から上手くいくはずはなし!試行錯誤を続けるしかなし!「何とかコーチとしてやっていこう!私のコーチングを受けてくれる方を探そう!」と奮闘が始まりました。

2023年7月 - マイコーチ変更 & CTI上級コース開始

事情によりコーチを変える必要が出たため、2人目のコーチとのコーチングが始まりました。この時期は日本に一時帰国していたものの、上級コースの準備とクライアントさん探し、繋がった方とのサンプル・セッションに初回セッションとバタバタで、久しぶりの日本を満喫した感じはありませんでした。でも、やっとコーチングに正面から向き合える嬉しさがありました。そして、7月下旬、待ちに待った上級コースがスタートしました。

2023年8月 - 「本気でやる」宣言

8月前半は家族で夏休み。7月末のコーチングでコーチから「上級コースの音声教材を、次のコーチングまでに全部聞いてください」とリクエストされ、「バカンス中なので無理です!家族との時間を優先したいし、8月末までに聞きます!」と逆提案したものの、結局、海を見ながら全部聞きました。コールにはバカンス先のホテルから繋ぎ、浜辺で課題に取り組み、コーアクティブ色に染まったバカンスでした。

そして、8月半ばのコーチングで、「これから本気でやります!」とコーチに宣言。コーチからは「え?もう十分本気を出していると思っていたけど、まだ本気じゃなかったの?」と驚かれました。笑 

そこからは、クライアントさんと繋がるため、自分の殻を破るため、そして、自分の目指す在り方を体現するため、可能な限り行動しました。とはいえ、行動しても、結果が出るまでには時間がかかるもの。とにかく焦るし、空回り感も半端ない日々でした。でも、コーチングの頻度を2週間に1回に上げ、コーチに支えてもらいながら、「人生を味わう」「今は実験の時期」という言葉を糧に、とにかく行動することにしました。

2023年9月 - YouTubeライブ配信

8月下旬、可能な限りの友人・知人に「私のコーチングを受けてみませんか?」とDMしたところ、9月に入ってから少しずつご予約をいただけるようになりました。そして、隔週のコーチングでは、その時の自分に必要なことが、臨場感あふれるイメージとして湧いてきました。

9月半ばのコーチングでは「光を遠くまで届ける」イメージが湧きました。「遠く遠くに、自分の知らない場所にいる知らない人たちに、光を届ける」と。「光を受け取った人が、自分のところに来るまでには時間がかかるけど、とにかく光を発し続けることが大事」と、リアルなイメージから自分に必要なメッセージを受け取りました。

コーチからのリクエストは「ライブ配信をやってください」。想定外すぎるリクエストで、「YESもNOも… そもそもライブ配信って何?」「どうやってやるの???」という状態でしたが、コーチからのリクエストに「愛」を感じたので、それを信じて乗っかることにしました。

2023年10月 - 「頭の暴走」に、身体も心もバラバラに…

元々、何かを始めると直ぐに寝られなくなるタイプでしたが、8月後半以降、ずっと頭が覚醒している感じでした。中途覚醒/早朝覚醒が激しくなり、体調にも直撃、メラトニンが手放せなくなりました。また、元々あった歯軋りも更に激しくなり、知覚過敏で激痛が。泣 これでは持たない、なんとかせなば、と思ったけど、「頭の暴走」を止める方法が分かりませんでした。目標に向かうためには、止まっちゃダメだ、行動し続けなければ、という強い思いがありました。

更に「保存療法で、3ヶ月〜半年で95%が完治」と言われていた右膝の状態も、リハビリの強化により急激に悪化。膝がブロックしてしまい、歩くのもままならない状態に逆戻りしてしまいました。MRIを撮ったら剥離状態は治っておらず、頭と心と身体がバラバラでした。

そんな状態で迎えた10月下旬のコーチング。

「とにかく悲しい。なので、毎晩セルフコンパッションを意識して、悲しい気持ちに向き合っている。それで悲しみは癒されているけど、理由が全く分からない。涙がここ(首)まで出てきているのに泣けない」と訴えました。コーチから「感情が動きそうなことがパッと浮かぶなら、自由に話してみて」と言われた瞬間、ぐわっと感情が動き、思いもよらなかったことで悲しんでいた自分が出てきました。強烈な悲しみがそこにはあり、「カウンセラーのくせに、こんなにも自分の気持ちが分からない、ってあるのか…!」というのも衝撃でした。

コーチからは、「まさに本質的な変化が起きているね。もう自分の人生以外では生きられない心と身体になったってこと。花火を打ち上げたい気分だよ!」と言ってもらったものの、「いやいやいやいや、こんなに大変だとは思ってなかったですよ… こんなに命懸けだなんて知らなかったし… 泣」と、祝福よりも「えらいことになったぞ… これからどうするんだ!?」という戸惑いの方が強くありました。

でも、ザ・プロセスコーチングで悲しみを感じ切ったら、驚くほど気分は落ち着きました。そして、自分の人生を生きる、ということの覚悟も決まりました。

2023年11月 - 9回のコーチング完了と現在地

11月に入ってから、色々なことが少しずつ整理されてきました。そして、7月から9回契約で始めたコーチングは、月2ペースで受けていたら、あっという間に9回目に。今後も継続するものの、一旦完了の区切りをつけたく、先日のコーチングは「振り返り」をテーマにしました。

7月からの自分を振り返ると、「ベストを尽くし、全力で生きてきた」「本当によく頑張った」と心から思えました。毎回違う理由&質感でコーチングでは涙していたのですが、この時は「本当によく頑張ったね」という温かい労いの涙が溢れてきました。コーチからのありったけの認知には、更に泣けました。そして、やっと、「少しペースを緩めてもいいよ」「味わいながら進んでいいんだよ」と自分で自分に許可を出せた気がしました。

そして、「一緒に創る」という次のテーマも出てきました。コーアクティブ・コーチングは、一人でやらない!一緒に創るもの!だった!第2フェーズはどんなことになるのか、ワクワク・ドキドキと共に、新しい世界に踏み入れる怖さを感じている状態です。

コーチとしては、夏から始めたクライアントさんの大多数とは完了の時期を迎え、一方、新たなクライアントさん達とのコーチングが始まっています。コーアクティブ・コーチングの学びが、ようやく形として現れ始めた感覚があるので、これからもっともっと深めていきたいと思っています。

今の私は、こんな場所にいます。

コーアクティブ・コーチングへの想い

2021年1月、コーチ仲間から「琴子さんにきっと合うと思うよ」と教えてもらったのが、コーアクティブ・コーチングを知ったきっかけでした。コロナ禍によりオンラインコースが開催されるようになっていたので、アメリカ・東海岸のコースに申し込みました。2021年3月に基礎コースを受講し、そこから応用コースまで一気に受けました。

コーアクティブ・コーチングに触れて一番驚いたのは、「コーチングなのに、Beingを扱う」ということでした。大学院で心理学を学んだ身としては、コーチングに対して「目標達成をメインで扱うので表面的」「学術的根拠もなく、歴史もない」「そもそも人の捉え方が浅い」という印象(誤解)がありました (ごめんなさい〜!🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️)

でも、コーアクティブ・コーチングは、Doingだけでなく、Beingも同じく、若しくはそれ以上に重視し、その両輪に関わっていくことでクライアントに本質的な変化を呼び起こす、というモデルです。衝撃を受けると共に、「Being重視」な部分に非常に惹かれました。

加えて、私がカウンセラーとして拠りどころとしていた「答えは必ず本人の中にある」ということが、"People are Naturally Creative, Resourceful, and Whole. " 「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けることのない存在である」と四つの礎のひとつとして掲げられています。「私が求めていた世界があったんだ」と深いところに響きました。

2021年5月に応用コースを終了、そのまま2021年9月から上級コースに進むつもりでしたが、想定外の出来事があり、コーアクティブからは暫く離れることになりました。

そして2023年。暗闇の中に、一筋の光として差し込んできたコーアクティブ・コーチング。上級コースで学び、クライアントとして体験し、コーチとして実践することで、「本質的な変化を呼び起こす」「自分が本当に大切にしたいことを大切にして生きる」ことを身をもって体験しました。そして、「自分の人生を生きる」ということは、綺麗事ではなく、とてつもない勇気と覚悟が必要、ということも身に染みました。

またコーチは、私の悩みや事柄でなく、私の人生に一貫して関わり続けてくれています。そのコーチの在り方から「コーアクティブ・コーチとして、クライアントの人生に関わるとはどういうことか」を体感することができました。私自身もコーチとして、そんな風に力強く、一貫した在り方で、クライアントの人生に関わっていこうと思います。

こんな風に、世界の見え方がどんどん変化する中、「これから自分はどうなってしまうんだろう?」という怖さもありますが、もう後戻りは「ない」ので、勇気を持って、進んでいきたいです。

最後に

昨日の朝、瞑想をしていたら、ふと「人生の目的に繋がろう」と思いつき、「人生の目的」を日本語と英語で何度か唱えながら、動いていました。そしたら急に「noteを書こう!」と直感が閃き、この記事が生まれました。

最近はYouTubeでの発信ばかりだったので、「なぜ急にnoteなんだ!?」と不思議だったのですが、書き終わってみると、次のフェーズに行く前に、「完了」のためにこの記事を書く必要があった、と理解できました。


改めて、


あなたの2023年は、どんな1年でしたか?
そして、2024年は、どんな1年にしたいですか?


あなたの旅も私の旅も、続いていきます。
どこに向かって、どんな風に旅をしたいですか?
あなたは、あなたの人生をいかようにでも創っていくことが出来ます。

あなたの人生の舵は、あなたが握ることが出来るのです。



今、何を感じていますか?


あなたにとって必要なものを感じ取っていただければ、幸いです。


そして、これを読んで、私にコーチとして関わって欲しい、と感じた方がいらっしゃれば、ぜひご連絡ください。サンプルセッションで、一度お話ししましょう。あなたの人生に、コーチとして関われることを心より楽しみにしています。

ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。
心からの感謝を込めて。

コーチ
藤田琴子

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