見出し画像

揺れるアメフト界。試される全体の指針。

大げさなタイトルかもしれませんが、競技経験者として今回の出来事はあまりにもショックが大きいのが正直な気持ちです。

5月22日には日大の選手が記者会見も行いました。彼がプレーの中で行った行為自体は擁護はできませんが、勇気と誠意を持った行動は大きな影響を与えたように思います。

ただ、同時に「競技を続けるつもりはない。」というコメントには寂しさも残りました。本人の気持ちを察するに継続が困難であることは理解できますが、それでもこうした形でヘルメットを置くことに対しては悲しい気持ちでいっぱいになりました。

問題はアメフト界だけではない

今回のこのできごとはもはやアメフト界だけの問題ではないと思います。スポーツ(特に学生が協議するアマチュアスポーツ)界全体や、社会の中でも指導・教育する立場の方の立ち振る舞いがより問われるようになると思います。

ただ、同時に懸念をしているのはこうしたことから「本音で語り合えない」「相手に遠慮をしてしまう」という負のコミュニケーションの連鎖が起きないことを願うばかりです。

お互いの信頼関係があれば、正常な判断、目標設定ができ、行動が伴うと思います。少なくとも私が学生時代に取り組んできた時はそうでした。

今回のこのできごとで、矢面に立った学生は大きな重荷を背負って今後生きていくことになるでしょう。願わくば、彼の持つこの荷物を少しでも軽くすることが今後私たち世間を含めて、周囲から求められることではないかなと個人的には思います。

アメフトは魅力的なスポーツ

アメリカンフットボールという競技は本当に魅力がたくさん詰まったスポーツだと思います。

見ごたえのあるコンタクトスポーツという観点だけでなく、何百種類というアサイメント(戦術)を選手たちが練習の中で理解をし、本番に向けて準備をして鍛え上げていく。

そして、各ポジションごとに特性もあり、スペシャリストがフィールドで輝くことができるスポーツという点も魅力です。アメリカはでは絶大な人気も誇るこのアメリカンフットボールが今回のできごとをきっかけにネガティブなイメージだけが先行されないかが本当に不安です。

気軽に見れるコンテンツも

関西学生アメフトは毎秋のシーズンは無料でインターネット中継も行っています。(実況・解説つき)

また、今週末はその関西学生アメフトDIV1の全8チームの4試合が中継されます。

アメフトを見たことがないという方はもちろんスタジアムに足を運んでいただきたいですが、まずは気軽に見れるこうしたネットコンテンツから少しでも興味を持ってくれる人が表れると嬉しいです。

▼関西学生アメフトの試合は下記のリンクから視聴可能です▼

少しでもアメフトの魅力が伝わりますように、私自身もしっかりと日々スポーツや実況アナウンサーとしてトレーニングを継続していきたいと思います。



サポートいただいた内容は今後の記事や取材等に充てさせていただきます。少しでも良い内容をお届けできるようにしていきます。