自分に合う良い社風の会社を見つける方法
企業によって社風は全く違う。
「会社の社風に合わなくて辛い」「働いている社員の価値観に共感できなくてしんどい」「入社前にイメージしていた雰囲気とギャップがあった」と、苦しい思いをしている方も多々いるのではないだろうか。
この記事では、自分にあった良い社風の会社を見つける方法について書く。
大前提として、会社の雰囲気が良い・社風が良いとされる企業は「大切にする方針・価値観を明確に定義」していることが多い。企業によって表現は異なるが、企業理念やミッション、行動指針やバリューなどとしてHPに記載されているものだ。
例)スターバックスコーヒージャパン株式会社
(https://www.starbucks.co.jp/company/mission.html)
方針や価値観を明確に定義していない企業の場合、影響力を持った一部の社員の価値観が重視されてしまい、組織の風通しが悪くなりやすい。
例えば、「倫理観の欠けた社員が営業成績トップなので、売り上げのためなら悪質な営業活動も良しとする雰囲気になってしまい、誠実な社員の居心地が悪くなる」というような状況だ。
大切にする価値観が明確に定義された企業であれば、いくら営業成績が良くても、その価値観に沿わない社員は評価されないため、こういった一部の社員の価値観が浸透するような事態を防ぐ事ができる。
社風の良い企業は、たまたま社風が良いのではなく、計画的に企業文化の醸成を行なっているのである。
したがって、就職活動の際は「大切にする方針・価値観を明確に定義」している企業を選ぶことをオススメする。
ただ、一般に社風が良いとされる企業であっても、それが自身の価値観に沿っているとは限らない。社風が良いとされる企業の中から、自身の価値観に合う企業を選ぶことが大切である。
自身の価値観に合うかどうかを確かめる方法はシンプルで、その企業の理念や行動指針に自分が共感できるかどうかで判断すればよい。方針・価値観が明確な企業であれば、自分の考えや価値観と合うかどうかを照らし合わせやすいので、入社後のミスマッチも少なくなる。
実際に方針・価値観が自分に合いそうな企業を見つけることができたら、次は実際に浸透しているか面接などで確認する。企業理念や行動指針があっても、形骸化している(活用されていない)ケースは少なくないからだ。
方針や価値観を大切にしている会社は、必ず採用でもそれらを重視している。自社の方針・価値観に沿っていない人の採用は、短期離職に繋がりやすいだけでなく、組織の崩壊にも繋がる危険性があるためだ。
採用面接の際に、企業の方針・価値観に沿った質問や会話が行われていれば、企業文化の醸成を重要視している可能性が高い。また、複数人の社員を見比べた際、人柄や価値観が似通っている事も企業文化が浸透している企業の特徴である。
逆に、能力だけを測るような面接内容であったり、複数人の社員を見比べた際に価値観の共通点が感じられないような場合、企業文化の醸成に力を入れておらず、結果として会社の雰囲気があまり良くない可能性が高い。
社風を確認するために、就職活動の際はできるだけ多くの社員と話す機会を貰った方がいい。いろんな社員と話してみたいと言えば普通は紹介してくれる。実際にいろんな社員に会ってみて、自分の価値観と合う人が多い会社であれば、自分に合った良い社風の会社である可能性が高い。逆に、自分と価値観の合わない人が多かったり、そもそも社員を紹介したがらない会社だった場合は注意した方が良いと思う。
まとめると、「大切にする方針・価値観を明確に定義している会社の中から、自身が共感できる方針・価値観の会社を探し、社員と話す中で実際の企業文化を確認することによって、自分に合う良い社風の会社を見つけやすくなる」という事になる。
自分にあった組織で働く事ができるかどうかで、人生は良くも悪くも大きく左右される。自分に合う良い社風の会社を探すのは非常に大変だが、これだけは妥協しないことをオススメしたい。
この記事が少しでも参考になれば嬉しく思う。
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