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音読道場クラウドファンディング・・・日本語の発音の特徴知っていますか?


#READYFOR #クラウドファンディング




カタカムナ音読法


私は今年、春から半年間音読道場というところで「カタカムナ音読法」を学び、日本の古典を音読するということをしました。


その後、秋からは同じ道場の指導者養成講座で学んでいます。


養成講座で続けて学ぼうと思ったきっかけは、音読することで、古典の文章の意味が分かるようになるということを実感したので、是非この方法を自分の日本語の授業に生かしたいと考えたからです。


もともと音読道場で学ぼうと思ったきっかけは、松永暢史先生が書かれた「カタカムナ音読法」を拝読したことでした。

「日本語は一音一音が切れている言語であり、それが分かれば、日本語の文章を正しく理解できるようになる。」というところに、思い当たるところがあったからです。


海外の人に日本語を教えていると、日本語は一音一音に母音がくっついているということが分からない人がいるということに気が付きます。
また、自分自身が外国語を話す時に、子音だけでできている言葉を正しく発音できない、ということにも気が付きます。


例えば、「本を読みます。」という文をリピートしてもらう場合、日本人であれば、「ほ ん を よ み ま す」と区切ってリピートできるのですが、外国人の場合、「ほんのうよみます」というようになってしまって、正しく発音できないことがあるのです。
「んN」と次の「をO」が、くっついて「のNO」になってしまっているわけです。


これは、外国人だけでなく、国際結婚のご家庭のお子さんでも、時々見られる現象です。そういった生徒さんに、このカタカムナ音読法が有効であると思ったのです。


 

フランス語と日本語の発音の違いが分かるエピソード


さて、日本語が一音一音に母音がくっついていると書きましたが、それについて面白いエピソードがあります。

フランスにある早口言葉のことです。

フランスでは、「Panier Piano」という2つの言葉を繰り返すという早口言葉があります。
これ、ずっと繰り返していると、フランス人はだんだんろれつが回らなくなって、言えなくなるんですが、日本人にとっては、どこが難しいのか全く分からない早口言葉です。


なぜかというと、フランス語ではPanierとPianoと言う言葉はそれぞれ2音節でできており、カタカナで書くと、「パ―ニエ、ピ―アノ」なので、さきほどの「ほんを⇒ほんの」のようにつながってしまうからなんですね。

 
でも日本人なら、この言葉を聞いた時、頭の中で「パ 二 エ ピ ア ノ」という6音節が、はっきり浮かぶので、それを繰り返すことは難しくないのです。


そういうところからも、日本語は一音一音に母音がつき、区切って発音することができる言葉であるということがよくわかります。


音読道場クラウドファンディング



さて、現在、この音読道場の拠点を東京都墨田区に作るための
クラウドファンディングが行われています。


ぜひ、ご賛同頂けましたら嬉しいです。


日本語教育にとって、興味深いお話もたくさん書かれていますので
ぜひ、こちらをのぞいてみてくださいね。


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