国際結婚を考えているあなたへ。将来子どもに日本語を話してほしいなら、知っておいてほしいこと。
私は国際結婚について発信しているわけではないのですが、海外で子どもに日本語を教えたいお母さんには、国際結婚の方が多いので、今回、このテーマを選びました。
結婚する時は、将来子どもができたらというところまで、考えておられないかもしれません。
でも、実際子どもができて、日本語を教えたいって思った時、「結婚前にこのことを知っておけばよかったな」ということが結構あるんですね。
ですので、その視点から、私が考えるチェックポイントをお話したいと思います。
相手の価値観を知ること
国際結婚というと、相手がどこの国の人かということに主に目がいきがちだと思うんですが、例えば同じフランス人でもいろいろな人がいるわけです。
相手の特徴というのは、「フランス人であること」ではなくて、どういう教育を受けて、どういう環境で育った人なのか、何を大切にしている人なのか、ということなんですよね。
どうして、それが大切かと言うと、子どもの教育を考えるとき、価値観が共有できるかどうかがとても大切になってくるからなんです。
二人だけなら、相手のことを許容できたとしても、子どもがその影響を受けるとなると、それが許容できるのか、ということです。
つまり、子どもの教育に対するスタンスがある程度同じでないと、自分が望むような教育をすることが難しくなるわけなんですね。
だから、相手が〇〇人という部分だけをみるのではなくて、その人自身の価値観をよく見るということが大切になるわけです。
これは日本人同士の結婚でも同じであると思いますが・・・。
相手は、あなたが日本人だから好きなのか?
次に気を付けてみて頂きたいのは、自分が相手を「〇〇人」としてだけ見てはいけないのと同じく、相手があなたのことを「日本人」としてだけしか見ていないかどうか、確かめることです。
中にはいるんです。
「日本人女性は素晴らしい。僕は日本人が大好き!」と言う人。
これ言われて嬉しいと思いますか?
「日本人だったら誰でもいいの?私じゃなくてもいいの?」と思いませんか?
是非、相手が何に魅かれているのか、観察してみてくださいね。
相手はあなたの中の日本を尊重しているか?
最後にもう一つ気を付けて頂きたいこと。
さきほどは、あなたが、相手を〇〇人と言う理由だけで選ぶことが望ましくないと同時に、相手があなたを日本人だからという理由だけで選んでいるのではないかということを確かめることが大切と書きました。
逆説的にもなるかもしれないのですが、相手があなたの中の日本を尊重しているのかどうかも大事になってきます。
これはなぜかというと、将来子どもが生まれて、あなたが日本に定期的に連れて帰りたいと思っても、あなたの中の日本を大切に考えてくれない相手だと「君が毎年日本に帰る費用を使ったら、もっと別のところに旅行に行けるのに・・・」などと言われてしまうことがあるからなんですね。
いつもは相手に合わせて相手の国に住んでいて、たまに自分の国に帰るのに、いやな顔をされたり、遠慮したりしないといけなくなるのは、辛いことです。
以上、思いつくことを書きました。
結婚前にはバラ色のものしか見えないものですし、国際結婚はとかく相手と自分との違いに魅かれてという部分があると思うのですが、将来子どもに日本語を話してほしいなら、是非こちらのチェックも忘れないで下さいね。
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