古代蓮の香り #25
note#25
応募作品は、2024年の夏(暦上ではなく体感上の夏)を象徴する1枚。
2年前に他界した父を思い出しながら、ふと母がつぶやいた一言。
「お父さんはね、蓮の上に座っているらしいのよ。お父さんが毎日かいでいる、蓮の香りをかいでみたいわ!」
そんな母の思いを叶えてくださったのは、ハス池のオーナーである市田信一さん。30年以上かけてつくりあげた大賀蓮と舞妃蓮のハス池は、最北のハス池。
来年も、再来年も、生きている限り、いや、この身が腐ちても、父を思い出す夏がやってくる。
庭に咲くことになった古代蓮の香りとともに。