【サーバー基礎②】オンプレとクラウド
サーバーの運用形態
サーバーの運用形態は自社で機材を用意する「オンプレミス型」とクラウドサービスを利用して運用する「クラウド型」に分けられます。
オンプレミス型
自社で保有する設備でシステムを運用します・・・従来からある運用形態
ネットワークもサーバーも自社設備なので、思い通りに構成を組むことができ、トラブル時も状況が把握しやすく、トラブルシューティングしやすいというメリットがあります。
しかし逆にすべての設備を自分たちで調達する必要があるため、コストと運用するまでの時間がかかってしまいます。
クラウド型
クラウド事業者が保有する設備でシステムを運用管理していく運用形態です。
クラウド事業者が持つ設備にシステムを構築するので、調達も構築にも時間がかかりません。またサーバーのスペックを臨機応変に変えることが出来るため、スペック要件に対応しやすいというメリットがあります。逆にデメリットとしては、クラウドという限られた枠組みの中でしか構成を組むことが出来ず、柔軟な構成は実現できません。またトラブル時はクラウド事業者任せになってしまうので、状況の把握やトラブルシューティングがしずらいというデメリットもあります。
ハイブリッドクラウド型
一言でいうとオンプレとクラウドのいいとこどりの運用形態です。社内にあるオンプレ環境とクラウド環境をVPNでつなぎ2つのよいところを生かします。例えば、既存システムと連携が必要なシステムはオンプレ環境に配置し、その必要がないシステムはクラウド環境に配置して運用します。
ただ運用に当たってはオンプレとクラウドの両知識が必要になります。
以上、サーバーの運用形態についてでした!
次回はクラウドサービスの種類について勉強していきます!