爪噛み
いつからだろう…
爪を噛むようになったのは。
あぁ、痛い。ヒリヒリする。
なのに、噛むことを止められない。
痛いし、自分で見るのも嫌なのに。
嫌なことなのに、止められない。
なんでだろう…って爪を噛んだあと、ヒリヒリする爪を眺めては、考えてた。
ふとした瞬間に
私ね、気づいたの。
言葉でうまく説明できない、なんていうか感覚的なものなんだけど。
爪を噛んだ理由がわかったんじゃないんだけど。
自分を否定する癖がなんでか分かった気がした。
爪を噛む=自分に意識が向いてるって思った。
無意識に噛んでるけど、意識は自分に向きっぱなし。
誰かと会話しても、何を話しても、いつも自信がない。
自分の発する言葉が、自分のものじゃない感じ。
自分の言葉で話してない感じ。
誰と話しても、目の前の人に話してるんじゃなくて、自分の内向的なものに向き合い、
人にそれを反応してもらってる感じ。
この繋がりは自分の中で大きな気づきだと思う。
だって、もう必要以上に会話への不安を感じることも、必要以上に自分を卑下することもないって思える。
爪を噛んでる時に「あ、私自分に意識が向き過ぎ」って心に留めとくことができれば。
他の人よりも早く気持ちの切り替えができそうな気がする。
でも、まだ、爪を噛む自分を受容できるほどのマインドは持ってないけど。
これからは言葉の選び方を、自分ごととして意識できそう。
これは大きな成果だ。