見出し画像

【#WJ50】週刊少年ジャンプ2024年50号感想【寿司いくら】

アンケ1:アンデラ2:鵺 3:超条先輩


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
↓配信アーカイブ
【#wj46】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ46号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【カグラバチまた表紙!絶好調!】
https://www.youtube.com/live/mwJ1I2SIn3Q

【#wj46】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ46号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【吏童さん、二転三転するかっこよさ】
https://www.youtube.com/watch?v=tblxjBV52V0

●あかね噺 134話

表紙
あかねと兄さんたち!
一門解散になっちゃってるのでちょっと切ない気持ちになるな……
なんでイチョウ?秋だから?って思ったけどコレもしかして扇子と形が同じだからってことか。
他の連載陣のアイコンも地味にイチョウ型になってて芸コマ。
巻頭カラー
柏家生禄に出会った若かりし一生・志ぐま。セピアかつオレンジがかった感じが昭和レトロな雰囲気。
見開きではさらにレタリングや質感まで工夫されててとことん昭和。こだわるね〜!
本編
生禄の高座を見る一生。
喧嘩で頭に血が昇ってるのもあって生禄に対してもすごいイライラして見てたんだけど……見開きの生禄の圧倒的存在感よ。
思わず息を呑むというか気圧される感じ。
さらに高座が始まると普段の昼行灯っぷりから「お前も何も無ぇんだろ」とタカをくくる一生。そこに──そばを食う演技をする生禄。
何も描かれてない白の領域に、読者も一生と同じようにそばを幻視するよう描写してるの離れ業がすぎないか?馬上先生、すごい領域に踏み込んでる気がする。
作中描写的に生禄まだそば食うくらいしか演ってなさそうなのにこんだけ劇場沸かせてるのもわかるもんな。
それに「何も無ぇ」で悩んでいた一生に対して「何も無ぇのに何でもある」落語が答えになったというのが、落語という芸能の性質とキャラの物語の噛み合わせとして綺麗すぎるんだわ。
たった一話で、シンプルな描写で、一生が生禄について行こうと思った理由がここまで説得力を伴って描けてるのすごいな……
あかね噺、おもしろ……

●魔男のイチ 10話

冒頭は回想から。
かつてイチが出会ったミナカタさんなる漁師の話。
名前的にも舟盛り作ってるのもなんか日本風だね。この世界にもワノ国的なのがあるんだろうな。
ほんでミナカタさんとの再会もいつかあるんだろうな。
で、その時の経験を活かし氷鮫を舟盛りにするイチ!
結構グロい絵面の割にはイチのテンション高いのと何より氷鮫さんがめちゃくちゃ感動してるからギリギリポップで済んで……る……か……?
てか氷鮫さんはこれでいいのか??なんか妙に響いてるけども。
地味にクムギちゃんが自分のターンで飾り付けに使ってたお花が一輪生かされてるのクスッとくる。
ともあれ無事試練をクリアして氷鮫の魔法石をGET!
なんか箸で持つとお骨みたいだな……
「これは食べられない…」
「トンチキも大概にしとけよお前…」
笑った。言い方厳しっ。
ラストには今回の依頼人のクリシーからの「助けてくれてありがとう!」も。
アイテムや魔法をゲットするのもいいけどやっぱり助けた人からの感謝って大事よね。
次回またセンターカラー!掲載順もすこぶる高いし順調すぎるな。

●ONE PIECE 1131話

ルフィとロキ。
ロキ、態度デカくてルフィにも上から行こうとしてるけどルフィが自由すぎてタジタジなのなんかイイ。
本物のニカ相手に「太陽の神」自称するの滑稽だねぇ〜
てかやっぱりエルバフがあるのは宝樹アダムだったんだ。
鎖の錠を解くようルフィに頼みながら雪山の動物たちをけしかけるロキ。
まあでもこういう猛獣に囲まれて過ごすのってルフィ的には慣れっこも慣れっこなんだよな……って思ってたらなんならバチバチに懐かれてるし。ニッコニコの熊とオオカミかわいっ。
しかもここでシャンクスの名前も。ロキ、ルフィをコントロールしようとしてか「腰抜け海賊」とか言っちゃうんだけど次のコマではノーモーションでギア4でブン殴ってくるルフィ思い切りが良すぎる。怖えよ!
それにしてもロキはやることなすことことごとく裏目を引いてるなあ。
ロードから逃げるサンジたち。でもこれサニー号持って追いかけてきてるってことは船返して謝ろうとしてくれてるんじゃ……?
お次はハイルディンとスタンセン。「太陽石(ペインター)」ってなんなんだろ。
最後にはロビンたち。
サウロに会うから昔の髪型に戻すロビン、いじらしくて可愛いな。個人的に前髪ぱっつん黒髪ロングが好きなのでなお良い。
ただそのサウロの身に何かあったようで……不穏だ。

●アオのハコ 172話

序盤は千夏先輩のウインターカップ1回戦。
凹んでる後輩への声かけ、高校生にしてこのメンタルの完成度よ。
試合後は大喜とのイチャイチャタイム。
人気のない路地に入って……
抱きしめあって弱音吐いて……あらあらあら見せつけてくれるわね……。
「好きだよ」
「俺もです」
からの照れすぎて失敗!
甘酸っぺーーーーー!!!
思わずニヤついちゃうわ。これよこれ。
ちょっとずつ進展してチューもそのうちね……
と思っていたらラストではまさかの千夏パパ襲来。
いやパパ顔怖すぎる。
なんでそんなゴミを見るような目で……もしかして千夏先輩との関係バレた??
路地で抱き合ってんの見られたとかかな。だとしたら共同生活は100%おしまいや。

●僕とロボコ 209話

ボンドを調子こきから元に戻す回。
……と見せかけてガチゴリラとモツオがボンドへの愛をどうにか抑える回。
序盤からあったけど今の2人の善性からするとやや違和感あった悪口風褒め言葉に理由付けがされたのは地味に好きだな。ボンドへの思いやりが根幹にあるのが実に2人らしい。
回想明け。ガチゴリラが蹴飛ばされるシーンはハンタのボポボのくだりらしい。
ボポボ……見た目は覚えてるけどどういうくだりで出てきてたか覚えてないな……
その後ボンドにバレないようボンドを褒め続けたところ……
「ボンドはなぜか覚醒していた」
ここでめっちゃ笑った。マジでなんでだよ。

○悪祓士のキヨシくん 20話

センターカラー!
地獄門の面々。
バトれる2人はシリアス、それ以外は楽しげ。
ジャック=ジョーかわい~。
本編
大魔王降臨。
大魔王様、お名前は明日喰(あすた)ロト。
………明日喰ロト!!?!?
喰って「たべる」の「た」っすか!?それはちょっと面白側に行きすぎちゃってるだろ。まあでもこの作品のネーミングって割とこんな感じか……
キヨシくんが救った3人以外は魂もってかれてるらしくここで倒さないとやべーらしい。負けなかったとしても逃走を許せば実質敗北。
後半はもうずっとカッコいい必殺技の連打。
「太陽輪(イカロス)」で吹っ飛ばして追いかけて追撃するところ立体感とスピード感あっていいねえ。
「烈震(ブラスト)」も「巨月拳(ヘカトンケイル)」も、しっかりキメゴマが決まってる。
カラーの回って新規読者にリーチしやすい回だと思ってるんだけど、そのチャンスに真っ正面からバチバチにバトル描写盛り込んで勝負してるの漢らしくて好きだ。
ロトさんは効いてないかと思いきや吐血してるあたりダメージはある様子。
とはいえまだまだ余裕たっぷりで、なんならこれからキヨシとの戦いを楽しむためのまずは様子見って雰囲気だ。
言葉だけじゃなく立ち居振る舞いでもこれまでの敵と格が違うのを感じられて、次回以降のバトルがどうなるのか素直に楽しみ。

○アンデッドアンラック 230話

ヴィクトルの魂の中、記憶の海を潜っていくジュリア。
楽しかった記憶──扉絵にもなってたショッピングは鉄板として、ボクシングにも酒飲み勝負にもヴィクトル負けててだいぶ尻に敷かれてたんだなーと微笑ましくなる。(不死はアルコール効かないので酔っ払いに付き合わされてゲンナリしてるだけ説があるらしい。ほ〜)
スイカ割りはこれスイカ片付けてるからヴィクトルしか割るもんないけど……いいのか!?
地味に「この最奥に」の次のコマのジュリアめっちゃ作画良いな。可愛い。
で、2人が能力に目覚めた原始の記憶。
否定者は前任の否定者に選定されるって設定だったけど、初代はUMAが選ぶんだね。
対応する理が存在しない否定者はどうなってるんやろ。
さらに不死に目覚めるヴィクトル。「死ぬのはオレでいい」ってカッコつけたのに死ねないねえカッコつかないねえってことなのかな。勝手に喋ったのは不正義が既に効いてる?
かくして否定者となった2人。
その後は繰り返すループをダイジェストで。
さっきの記憶とは打って変わってしんどいシーンが多いな……
「互いの為に戦った」
で対になってる雪山ジュイスと本の中ヴィクトル出してくるの地味に「くぅ〜〜」ってなる要素だ。読者の間で言われてはいたけど公式で明確に対比してきた。
「ったく 情けねぇなあ 迎えに行くって言ったのに逆になっちまった…」
不死になった時に言ってたね迎えに行くって。本人感覚で何十何百億年ぶりの回収なんだこのセリフは。
振り向いたヴィクトルはループを始めたころの幼い身体つきなんだけどジュリアを外に連れ出す時はいつものムッキムキヴィクトル。外に出るにつれてグラデ的にそっちになっていってるんだろな。
そして外!
ジュリアたちを攻撃しようとするソウルが手を止め……
「あーあー 今の攻撃止めなけりゃあ やっと死ねたんだぜオレは… まぁた不正義のせいで不死で復活かよ 悲劇だよなぁこいつは」
"否定能力の発現には悲劇が伴う"って話があるわけだけど、この2人クラスになると「悲劇なんか考え方次第」でそれすらも使いこなすわけだ。
ただまあ実際ジュイスがあれだけ死なせてやりたいと願ってたヴィクトルが、ようやく死ねるという時によりによって不正義で防がれるというのは本人たちにとってだいぶ悲劇と言えなくはないわけで。
能力発現時特有のモヤも出てます。
ヴィクトルの喋り方がいつもの威厳たっぷりな感じじゃなくかなりカジュアルになってるんだけど回想シーンとか見る限りこっちが素なんだろうな。
てかソウルの攻撃だったら不死でも死ねるん?どういう理屈だ?
そして最後には復活するヴィクトルと覚醒するジュリア!!
待ち望まれてたクソデカUNDEAD UNJUSTICEもきた!!!
相手がソウルといえど負ける気せえへんみたいな感じになってきたな。
てか本当に不正義覚醒で上位十理は簡単にいけちゃうのだろうか。
ジュイスの練度だからそうなってただけで目覚めたてのジュリアだとこれでようやく上位十理と互角に戦えるようになるくらいって可能性全然あるんじゃないかなって。
ぶっちゃけ上位十理戦まだ見たいから願望も混じってるけどね。
とりあえず不死不運vs死運はもっと見せてくれ〜!

○SAKAMOTO DAYS 189話

冒頭、天弓を殺そうとするシンと止めようとする平助。
「俺 まだ全然あいつと話してねーよ!」
平助が良い奴すぎるな……
逃走した天弓はアタリたちと遭遇。
大橋が先手必勝で天弓を攻撃するけどシンに言われた通り不殺を貫いてて、読者としてもシンと同じように「純粋なだけなんだ」と思わされて、これもしかして本当に改心させられる……?
──と思っていたところに占い師の嘘がバレて大橋爆散の絶望感。
一瞬和解できそうと思わされてからの最後で「あ、やっぱ無理だこれ……」っていう落差でインパクト大きい。
平助の苦々しい表情が印象深いな。
天弓も変われるかもしれなかったのに……

○超巡!超条先輩 38話

センターカラー!
在りし日の超条先輩と犬養。
過去なのでセピアにしてレトロな雰囲気を出してるけどまさかのあかね噺の巻頭カラーとダダ被り。どっちも良いけどね!
本編
みんなで超条先輩を祝うパーティー!
のために超条の過去を知りし者たちに聞き込みをする回。
ポンちゃんリリちゃんが表情豊かでずっとかわいい。
超条先輩の過去はどれをとってもイテテテ……って感じで面白かった。
「女子のおっぱいで頭いっぱいのクセにほざくんじゃないよガキィ!!」「う うるせぇババアーーッ!!」「ダサすぎんだろ」
このくだりめっちゃおもろい。
ソウルプレイスのくだりはギャグの火力というよりそれ聞いたポンちゃんリリちゃんのリアクションがなんかエッチで好き。
非有児から聞いた「珍宿の狂犬」「だ〜いぶはしゃいでる」も想像以上のはしゃぎっぷりで笑った。は、恥ずかし〜!!
そして最後はレッツパーティー!
「主賓のお出ましだ──」
の超条先輩ニッコニコすぎる。
よほど嬉しかったんだな……
からの虚無顔。
まさか聞き込みで知った内容そのままぶち込んでくるとは。
こんな黒歴史突きつけられて嫌がらせですやんって感じだけど皆に一切の悪気がなくこれをやってるから余計にタチが悪いんだよな。大声でツッコむこともできないという。
1話通してだいぶ笑った回でした。

○しのびごと 9話

「体育祭がありまーす」
「高校生活最高〜!!」
1ページ目やっつけすぎて笑う。
教科書とかカバン投げてるし。アホだな〜。
ヒバリの誘導によりアオイちゃんは男女二人三脚担当に。
で、その相方に決まったのが忍者の一人のウミネコくん。今回は彼の掘り下げ回。
クラスではちょっとチャラめのイケメン、忍者としては欠点がない優秀さを発揮となかなかのハイスペぶりを発揮してたけど……
「ヨダカと20秒も喋っちゃった やっほい」
とまさかの本当はヨダカファンボーイ。これで一気に親しみ持てる感じになったからキャラの見せ方うまいなー。ギャップがいい。
中盤からは買い出しでショッピングモールに来るウミネコとアオイちゃんたち。
「足速ぇーの?」とか「だはっ」とかアオイちゃんの飾らなさ良いな。
起こるトラブルにコメディチックに対応するウミネコ。
でも靴の棚が倒れてくるのは流石におかしいぞ……!?
というところで前回登場、抜け忍おじさんハチクマが出現。
ハチクマ、すっとぼけた事言ってるけど視界を一閃で吹き飛ばしてて強すぎないかこのおじさん!?
ここまでの空気から一変してえげつない緊張感漂ってきた。
ヨダカも応戦……しようとしたらアオイちゃんと遭遇するし……!
どーすんだこれ……!?

●ウィッチウォッチ 178話

久遠先生メイン回。
モイちゃんパパと旧い友人であるのは初登場の頃にも描写されてたけど、伊吹さんとかカンシパパもパーティメンバーだったのか。写真の右端は誰だ?
で、モイちゃんが話を聞きに行くもここでは教えてはもらえず。
場面は変わりクックの進路の話。……から真桑先生と久遠先生で漫画の話。
漫画家のブラックさを語るところどう見ても篠原先生の恨み言だろこれ!
こういう漫画家の忙し自虐みたいなのきょうび逆に珍しいな。
ここでの会話がきっかけで久遠先生は曖昧模糊先生とおしゃべり、うろミラを読んでモイちゃんたちに全てを話す気に。
終盤には新たな予言。
「ニコが復活したら」ってことはそれまでの期間はまたいつぞやの10月みたいになる感じかな。
そしてラストにはなんと回想に突入……過去編!?このメンツで!??
いけるか!?ヒキあるか……!??

●逃げ上手の若君 180話

大徳王寺城の戦い、開戦!
600対8000↑とは中々絶望的な戦力差だけど、その上で
「結構!それを承知で一年以上準備してきた」と晴れやかに言ってのけられる時行、立派だ……
「結構!」から顕家みを感じてジン…とくる。
戦では弧次郎亜也子が大活躍。
弧次郎、いっぱしの将として認められて幸せそうだ。
「名前も知らない父親」……伏線かァ〜?
亜也子は前倒した相手と再マッチング。フランキーみたいな鼻のやついるなと思ってたけど鼻潰されたからだったのか。
亜也子、以前にもましてでかくなってるな……いいぞ……
その後は早速時行と貞宗殿の一騎打ち!!
時行の射る流鏑馬に対し貞宗は……目を閉じ真っ直ぐ立つだけ!!
当たらないことを見抜いていたからこその行動なわけだけど、余裕とケレン味感じられてかっけえな貞宗殿………
さらにそこに市川助房の援軍四千騎が合流。ますます戦力差が開いてとんでもないことに。
……とここでやってきたのが保科殿と四宮殿!!
聞けば頼継が裏で手を回してくれていたらしく。頼継……やるやん……!
ラストでは懐かしい顔ぶれが一斉に参戦して激アツ!!
顔面集中線も四角い人も親指みたいな人も結城の息子の方もみんないるぅー!!めちゃくちゃ王道少年漫画のソレじゃん!

●ひまてん!18話

突然降って湧いた林間学校!
殿一と偶然遭遇したひまりとカンナが殿一が林間学校に着ていく服を見繕う回。
「俺が原宿で服を買うのか…」
この殿一のビビり方好き。共感できる。
でまあ流れ的にもキャラ的にも仕方ないんだけど服屋では殿一の服を色々試すってことで殿一着せ替え。
う〜〜ん……着せ替えするなら女子をやってくれ〜!!
殿一の服探しは3コマくらいで済ませて「今度は私たちの服探しにも付き合ってもらいますからね家守さん!」で女子の着せ替えやるべきだっただろ。てかそれやるための回ちゃうんかい!
いうても少年ジャンプなんだから野郎の着せ替え見せられてもなという気持ちがかなりある。
ラストにはテンポよく林間学校当日。
ひまりの格好エロっ……!?
気合い入りすぎじゃない!?どうした!?
逆に叶さんは良い感じに気の抜けた格好。なんか落ち着くわ。
さらっと「その服かっこいいね」とか言ってのけられるのもやるなこの子……

●カグラバチ 57話

序盤は座村さんサイド。
飛宗、ヒキでも黒い羽が映えてかっけえなあ。
木のおじさんは撤退。引き際弁えてるのもむしろ格が高い。
味方側からの犠牲者も出たものの、お陰で無事慚箱も守りきれた……と思ったら、
「残念だが…ここからだ」
でサブタイトル「崩壊」。
えっやだ何か不穏。
その後はチヒロと昼彦の方に場面転換。
「妖刀契約者って本当に"守るべき英雄"なの?」って問答をする2人。
なんか当たり前のように契約者は善人で味方で守るべき存在だと思ってたけどあらためて考えてみたらそうでもない……?
確かに真打とか剣聖とか挙動怪しかったしな……とか思ってたら
「少なくとも座村はそう思ってるんだろうな」「だから三年前に幽と協定を結んだ」
なんかさらっと昼彦とんでもないこと言ってるんだけど?!座村さんと敵のボス格の幽が協定???
チヒロは本当に頭の中散らかりすぎてて話が入ってきてないし。すごいこと言ってるよ聞いて!!
てか三年前って六平家が襲撃されて国重が死んだ時期と重なるんですけど……これは……?
「座村は言ってたよ 契約者こそ死ぬべきだと」
ここでようやくチヒロも気づく。狼狽えたような、愕然とするようなチヒロの表情よ。
そして落下してくる妖刀『酌揺』!!
いやいやそんなんいうても漆羽さんが生きてる限り使えませんがな……
と思ったらラスト、なんで昼彦が酌揺使えるんだよ!?
これ……つまり漆羽さんはもう………
なんかそう仄めかすように1コマコピペされてるし。
昼彦が酌揺発動した瞬間に折り紙の蝶がただの紙になるの、妖術が失われた描写としてシンプルだけどクールだな。
酌揺の効果か舞妓のゴーストみたいなのが辺りに漂ってる。
名前的にも見た目的にも明らかに搦め手を使う妖刀で昼彦との相性は良さそう……なんだけど漆羽さんが使うところも見てみたかったよ!?
さすがにこれで死んでないってことはないよな……生きててほしいのはやまやまだけど……
てか盲目アゴヒゲゆるパーマ強キャラおじさんが裏切りまでやっちゃったらアンデラのビリー数え役満だな。

●白卓 HAKUTAKU 8話

冒頭は瀬尾の兄貴がいかにして亡くなったか。
この死に方で瀬尾くんは「ゲームなんて作っても報われない」と思うに至っちゃったわけか。
日隈、瑞季ちゃんのもとに能登も合流。能登も瑞季ちゃんから何か情報を仕入れてから後半。
学校での瀬尾くん。
回想、完全にイメージでしかないけどなんとなくこんな感じでプログラマー軽視されることありそうなのなんかわかるな。イラつきもしますわ。
で、教室に着くと有名インフルエンサーカバ雄が実況してるフリゲの作者が瀬尾くんであることがなぜか周知の事実。
このゲームも普通にちょっと面白そうだな……
大手じゃ出せない倫理観なのがフリゲらしくて良い。
で、みんなが盛り上がってるのも、なんならカバ雄に実況をさせたのも全部能登の仕業。
外堀の埋め方が周到だな〜!でもめちゃくちゃ能登らしくて良い。
でもこうやって外堀埋めて瀬尾を逃げられなくするだけじゃなくて、「作った人間が不幸かどうかなんてお前が決めんな」ってのは「おっ」ってなったね。良いこと言うじゃん。
自分一人でも上手くいかなくてもゲーム作り続けてた能登さんが言うと説得力ある。
それに兄貴も亡くなりはしたものの自殺とかじゃなくて交通事故なわけだから忙しかったし報われなかったけど楽しかったかもしれないんだよな。
ラスト日隈がフラフラしてんの、瀬尾兄貴がフラフラで轢かれたって話の直後だから怖いんだけど。まあいうて杞憂か……?

○HUNTER×HUNTER 406話

冒頭はノブナガ、フィンクス、フェイタンとシャ=ア組組長補佐タハオ。
刀没収されるノブナガの「せっかく作ったのに!」ちょっとかわいい。作ったって何!?具現化系!?って思ったけど言い回し的に普通に模造刀を急いで手作りで用意したって方が文脈通りそう。
扉の向こうにはB・W号船内の一番外側の空間が。
前回ラストでノブナガたちが目撃したのはコレか。
スケールでかいし陰影や質感がすごい。
ゴミ処理場の話題からエイ=イの連中の居場所にさらに当たりをつけるノブナガはその後別行動と。
場面は移りヒンリギとザクロ。
リンチが殺されたのを見て、ザクロとリンチが出会ったヒソカについて考察。
発言内容からヒソカがニセモノであることにもニセヒソカの狙いにも辿り着いてて賢すぎる。こうなるとボノレノフ結構やらかしてる感じか……?
で、「「何者か」がもし幻影旅団なら…」という話にも言及。
その流れで「リンチの仇はとりますよね?犯人が誰だろうと」「当然だ」……
旅団ファンボーイのあのヒンリギが例え旅団相手だろうが仇はとると言う重さよ。
リンチの死を知った直後の2人は割とあっさりしてるように見えたけどその奥では怒りに燃えてたんだな……なんかこいつらのこと応援したくなってきたかも。
終盤はクロロ。
ハルケンブルグの葬儀に紛れ電話の能力で人探し。
電話の能力、ページに説明が書いてあって解読すると「具現化した携帯で条件に沿った理想の相手を探し出す」能力らしい。なのにこの大人数でヒットしないってどういう条件で調べてるんだろ。
ここで突如出てきたカキンの「三種の神器」なる設定。
壺中卵は前から出てて聞き覚えあるけど他の二つは知らんな。初出し?
団長は"ヒソカを殺す"という大目標のためにレアで強力な能力を身に付けたくて、そのためのレベルアップをするために三種の神器を盗む必要があるらしい。お使いイベントがチェーンしまくってるRPGみたいだな。
てかクロロが三種の神器が第一層にあると踏んでるってことは第一層に来るってことか。
継承戦にクロロ殴り込みとか、下手したら不意にクラピカと遭遇とかがあり得るわけよな。ひょえ……絶対一番大事な時にばったり出くわすじゃん……
「旅団は続く オレが死すとも」
ってクロロ言ってるけどぶっちゃけ全然そんなことないと思うぞ。
クロロ死んだら余裕でバラバラになると思う。
デザインできてねえって……!!

○キルアオ 77話

センターカラー!
メイド服着てるノレンのイラスト。
藤牧先生だいぶ女の子描けるようになったなあ。涙ぐましい努力を感じる。
個人的にはもうちょっと……!って感じだけど。
本編
文化祭がありまーす!
高校生活最高〜!!
ってなわけで準備と因縁作りの回。
冒頭ではさらっと十三と葉桜カイトの面識作りつつ、桜花陽一郎サイドも今回は大人しくしてるという前提も固めてくる。
で、文化祭では家庭科部はヤクザになるようで……
「売上(シノギ)総取りするぐれぇの根性見せろや」「戦争すんだぞわかってんのか…?」「遊びじゃねんだよ」
辛辣すぎる。おもろい。
強キャラ感あるノリもドヤ顔も笑った。
先生がいなくなったら今回のライバル枠、メイド・執事研究部が襲来!扉絵でノレンがメイド服着てたのってこことのオーバーラップか。
有栖家の三兄弟という目立つ敵キャラも出てきて。しれっと幻獣組だし。
さらに「なんかダセェ」でブチ切れて、バトるには十分な因縁が。キレてはいるものの家庭科部みんなでひとつになれるこのノリ楽しそうでいいね。
ラストには早速文化祭当日。
家庭科部のふわきゅあ風パン屋衣装……かわいいじゃん……
もしかして前回のふわきゅあ回ってこのため??にしてもまるまる一話使うか??

○夜桜さんちの大作戦 250話

百のもとにたどり着いた凶一郎。
あとは解凍すればOK……
……なワケないんだわな。
なんと百にも「分割」で旦の魂埋め込まれ済み。
百の目が旦のソレになったコマ絶望感あるな。
さらに旦は「この体は完全に私のものとなる」「まさに今 この瞬間に」とこれは太陽を完全に乗っ取ったってことなのかな。やばいやん。
そこから繰り出される桜牙は威力ドえぐい。
逃げる双子の足場が完全に崩壊して飛んで逃げてなお衝撃に追い付かれるってスケールでかいな。
そこで助けを出してくれたのが二!
敵ながらずっと想い続けてくれてた双子に最後に報いた形になった。二、これで退場……なのか……?
この衝撃波で兄弟たちもダウン。強すぎだろ。
終盤は凶一郎。「夢」に囚われたかと思いきやこれを突破……!
突破できた理由は凶一郎の開花春来みたい。切り札となる強力さと命に関わるリスク……どんなんなんだろ。まだ見せないの焦らすねえ〜。
「勝利(かぞく)のために命を賭すなど 実に容易い…!」
凶一郎ならそうだろうなあという納得感がある。誰よりも家族のために戦い続けてきた男。
そして最後はつぼみと相見える双子。
なんかわからんけどクライマックス感ある展開な気がする!

○鵺の陰陽師 74話

冒頭は吏童と弥月の回想。
恋人いらないって怖い顔で言う吏童、ちょっと今週の超条先輩のイキリ時代と重なっちゃってないか?
それはそれとして藤乃家の分家(そうなんだ)で吏童より惨め(藤乃家ってそうだろうな〜)なはずの弥月さんが、それでも折れずに「そんなもので人の価値は決まりませんわ」は強いなあ。芯がしっかりした女性だ。
その後ダイジェストで2人の日々を描いてからの「ああ そうか!これらが俺に足りなかったもの!」
凝り固まってた吏童が弥月さんによって解されて真っ当に陰陽師として……というより人間として成長していった様子が見て取れる。
こりゃ吏童が初対面で恋愛すると隊長に必要な経験がいっぱいできるって言ってたのも納得だ。
回想明けではバトル。
単純なパワー・スピード・防御力に洞察力と居合が合わさって、盡器ないのに強い。
こういう「特別なことは何もされてないのに強い」が一番崩しにくくて厄介よな。
ただ「……よく防いだ」ってセリフが少し気になってて、ただ純粋に打ち倒そうと思ってる相手にこんなこと言う?っていう。
吏童も心のどこかで迷いがあって止めて欲しいという気持ちも少しあるのでは?と思った。
そこからは問答。
「弥月は何と言っていた?」
「言いませんよ 今の貴方にはあの言葉は勿体ない」
「部外者!?貴方が俺を病院に向かわせたんでしょう!俺はちゃんと頼まれたんです!」
「元カノ(みづきさん)は泣いてましたよ!貴方こそここに居て良いんですか!?」
レスバ強えな学郎。
吏童さん自身道を踏み外してることを分かってるからこその正論に次ぐ正論。
それで動揺した吏童ブン殴るのは正直ちょっとズルくね!?って思ったけどそういうこと言ってられる状況でもないか。
影に潜っていく学郎、鼻から上だけ出てるのじっくり見たらすごいシュール。
さらにそこからは柱刀昏街を分離して手数を増やしての攻め!
式神も位置遠いしいける!!
……と思わせてからの位置の逆転、大ダメージを受ける学郎。
「小細工の域だ」
「その程度で俺との差は埋まらない」
真っ当に積み上げた強さ、隙がなくて厄介だな……
これこっから勝てるんか……?

○願いのアストロ 29話

ヒバルvs氷室。
氷室はドーピングして片腕がサイコガンになっちゃった!まあ拳銃の能力がパワーアップしたらサイコガンになるか。なるか……?
氷室がヒバルたちを執拗に追ってくるのは単に気に入らないからという私怨らしい。しょうもね〜!
「テメー他人の命を何だと思ってやがる!?」
「部下が自分で選んだ道だ!!」
「ならオマエが止めてやれよ!」
このやりとりかなり好き。確かにってなる。
ヒバルなら同じ状況になったら止めるだろうしなって納得感もある。
で、謎の連絡が入り逃走する氷室。
向かった先は……キンパとレリ姉のいる燃料庫。
不意を打たれた形でキャノンを喰らいそうになるキンパ……!
……を身を呈して助けるヒバル。
モロに背中で受けたせいでみるみる凍っていくわけだけど、
「任したぜキンパ」
と真っ直ぐな眼でキンパを信じてるのはカッコ良かった。
その後のタッチと笑顔で凍結、そして「任された!!!」
絆と因縁と……真っ当にアツい少年漫画してるな……!
最後の最後に一番氷室と深い縁があるキンパがキメるのは物語としても綺麗だ。

●妖怪バスター村上 21話(最終話)

最終回単体での振り返り

ラスボス、山本五郎左衛門とのバトル。
いきなり山本に自ら取り込まれてコントロールする紅院くん。
胸元に顔面が埋まってるの、うちはマダラみたいだ……
埋まった後の紅院くん、すごい見た目で白目も剥いてるけど普通に会話できるしツッコミもするというのは絵面が異様で面白かった。
映画で泣いたりUFOキャッチャーしたり、秒速で馴染んで遊んでるのシュール。
さらっと描かれてるけどカラオケで胸元にマイク当ててデュエットしてるのとかサッカーで胸元の紅院くんがヘディングしてるのとかこのフォルムを活かして面白くしてるの好き。
で、妖怪だろうと一緒に楽しむという、これこそが村上がやりたかったことだったのかなと。
山本も楽しさを認め霊気を失い無事事件解決。この作品らしい。
で、その後は伏線回収?タイム。
かつて山本を倒した稲生平太郎……村上くんがその子孫……!?と思いきや血が繋がってない。ズコー!
さらに紅院くんが退魔師になるきっかけとなったあの男の子はもしや村上くん……!?と思いきやこれも別人。ズコー!
サブタイの「人違い」ってこれかあ。でも逆にそういうの関係なく村上くんは村上くんで紅院くんの友達って方が構造としては美しいかもね。
てか「妖怪の存在を国連にプレゼン」は良いとして「翌日」!??
テンポ早すぎない!?せめて翌年とかじゃないの!?
最後はタイトル回収……だけど、妖怪との共生ルートに着地しきった今「妖怪バスター」は適切じゃないんじゃね?とおもってそこはノれなかった。
ただ色々気になってた部分は決着つけて、ラストコマはメインキャラのみんなを描いて〆ってのは良い最終回だったんじゃないかしら。

作品全体の振り返り

まあ正直「やっぱりか~」という感じでした。
巻末固定連載だったから掲載順で危険さを測ることができなかったんだけど、ここ数話の展開的に畳みに入ってるなというのは察せた。
面白くないわけではない……というよりむしろかなり好きな回もあり個人的には面白い寄りだったと思うんだけどやっぱり厳しかったか。今の連載陣を押しのけて毎週アンケ入れる感じかと言われると沈黙せざるを得ないしな……
この感想記事ではよく短期で連載終了した際の敗因として「キャラの魅力不足」を挙げるんだけど、本作はそこは問題なかったように思う。
超がつく理論派の村上くんが妖怪たちのおかしいところを正論で詰めていくという基本構成が最後まで崩れず、村上くんの言動を中心に話が動かせていた。
じゃあ何が良くなかったのかというと、「伊原先生と村上くんの相性」があまり良くなかったんじゃないかと思った。
伊原先生のギャグの強みはいくとこまでいく滅茶苦茶さにあると思っていて、その点冷静に指摘を入れていく村上くんが中心だと強みの瞬間火力が出しにくかったんじゃないかと。
実際キャラが増えてきてからの他キャラが暴れてるところでは爆発力あるギャグも出てたしね。イルカとか酒吞童子とか。
良いキャラは出てたんだけど、キャラが増えるのがちょっと遅かったというのもあるか。妖怪学園編を初っ端からやってればまだ違った……か……?
個人的にはイルカがマジで滅茶苦茶好きなキャラなのでイルカの躍動はもっと見ていたかったな。
天狐も伊原先生が「私って天狐に似てるんですよね」って巻末コメントで言わなければもっと素直に愛でられたんだが……こういう作者自身の防御力はまだまだ課題だなあ。作者と作品を切り離して捉えるのが難しい時代になりつつある昨今では。
前作『守れ!しゅごまる』では遊戯王カードを異様に擦ってたりマグちゃん登場させたり飛び道具にかなり頼ってたイメージだったんだけど、本作にはそういう飛び道具が一切出てこなかったのは個人的には「そういうのなしで実力で勝負しよう」という姿勢が見えてかなり好感が持てた。まあそれが普通だよって言われればそれはそうなんだけど。
あと序盤から巻末固定掲載だったけど、巻末固定掲載ってどうなんだこれ?
上でも触れたけど掲載順というひとつの指標が無くなるし、巻末だと読まれづらくなるしあんまり読者にとっても作者にとってもいいことがあるとは思えないんだけど。昔は『ピューと吹く!ジャガー』とかあったけどね。あれも今思えばなんで固定してたん?ってのは分からん。
伊原先生に対して良く言われてるのは「早く『恋するワンピース』の続き描け」って話で、実際恋ピめちゃくちゃ面白かったからわたしも続き読みたくはあるんだけど、個人的には恋ピでやっていたような暴れっぷりを伊原先生自身のオリジナル作品で見たいよという気持ちもある。
宮崎先生よろしくギャグ作家ってナメられがちなんだけど、そこからの逆転ホームランをやっぱり見てみてえよな。
まだ心は折れてないみたいなので、期待して待ってます伊原先生……!!

◇次号
週刊少年ジャンプ51号

表紙&巻頭カラー
新連載 シド・クラフトの最終推理
『ぼくたちは勉強ができない』の筒井先生帰還!推理ものの皮を被ったラブコメっぽい。どんな感じだそれ!?

センターカラー
魔男のイチ
7話センターからの10話センター。絶好調なり!

ひまてん!
ラブコメ新連載の号で同じくラブコメがカラー。ぶつけ合わせる気か!?

願いのアストロ
こちらもカラーのペース速いね。本編もノってきて人気上がってきてるもんな〜!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?